トップYouTuberエミリンが“どん底”の過去を告白「精神的に病んでしまいました」
バラエティー番組にも数多く出演する人気YouTuberエミリンが、初のエッセー「ここは負けても死なないテーマパーク」(宝島社)を出版した。メンタルを鍛え、誰もが明日からポジティブに生きるサクセス・ルールを記し、半生も振り返るという内容。一時は水道料金も払えないという極貧生活に陥ったエミリンが、自己肯定力の低い人たちに送りたいメッセージとは?
インタビュー、初のエッセー「ここは負けても死なないテーマパーク」を出版
バラエティー番組にも数多く出演する人気YouTuberエミリンが、初のエッセー「ここは負けても死なないテーマパーク」(宝島社)を出版した。メンタルを鍛え、誰もが明日からポジティブに生きるサクセス・ルールを記し、半生も振り返るという内容。一時は水道料金も払えないという極貧生活に陥ったエミリンが、自己肯定力の低い人たちに送りたいメッセージとは?
――初のエッセーを出版した経緯を教えてください。
「私はすごい自己肯定感が低い人間だったので、自分ルールを作って、なんとか自分の肯定感を上げてきました。自分に自信ない人、人生がうまくいってなくて、後ろ向きな考え方になってしまった人たちにちょっとでも元気になってもらえるような本が作れないかなと、やんわり思っていました」
――本を書いて、改めて気づいたことは?
「本当に挫折、失敗が多いなって感じました。が、それが糧となって、それなりに満足いく生活を送れているのかな。結果的に良かったんだろうなって」
――一番つらかったことは?
「24歳に芸人を辞めたときですかね。本当に売れない、お金がない、毎日いろんな人からダメ出しをされる。夢を叶えたくて、東京に出てきたのに、バイトしかしていない。そういう生活が22歳のときから2年半ぐらい続きました。辞めるときは本当にちょっと精神的に病んでしまいました」
――本には「料金払えず、水道も止められた」と書いてありました。
「24ぐらいの年頃は、本来であれば、すごくキラキラしているとき。他の子に比べちゃって、すごい悲しくなるというか、惨めな気持ちになりましたね」
――どうやって乗り越えました?
「すぐにはできませんでした。その状況から逃げたくて(所属のアミューズを)辞めたんで、何でもいいから、普通の仕事がしたいと思っていました。でも、せっかくだから、夢を追っかけている人のサポートができるような仕事がしたい、ということで、(人気YouTuberが所属する事務所の)UUUMの社員試験を受けたんです。その時に『YouTuberをやらないか』と言われて……」
――社員にはならず、YouTuberになったときの思いは?
「結局、人前で面白いことをしたいということが諦めきれていなかったんですね。立ち直ったわけじゃないけど、もう一回やってみたいという気持ちになった。だから、もう頑張るしかないと振り切れた感じはしました」