元気だった1歳児→起床後にぐったり まさかの病名 医師の表情一変「紹介状書くので今すぐ行って」
前夜はいつも通り夕食を取り、元気に眠りについた1歳の男の子。しかし、翌朝起きると、冷や汗をかき、ぐったりとしていた。慌てて病院へ連れて行くと、判明したのは「低血糖」。そのまま4日間の入院となった。糖尿病ではなく、食事も取っていたのに、なぜ? 当時の状況について、母親に詳しい話を聞いた。

元気いっぱいの子どもが…初期症状は「冷や汗、身体の冷たさ、ぐったり」
前夜はいつも通り夕食を取り、元気に眠りについた1歳の男の子。しかし、翌朝起きると、冷や汗をかき、ぐったりとしていた。慌てて病院へ連れて行くと、判明したのは「低血糖」。そのまま4日間の入院となった。糖尿病ではなく、食事も取っていたのに、なぜ? 当時の状況について、母親に詳しい話を聞いた。
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「いつも通り夜ごはんを食べた元気な息子(1歳)が翌朝低血糖になり4日間入院した」「低血糖は嘔吐や下痢などの不調、食べられていないなどで起こるイメージだったので条件には当てはまらなかったけど、それでも起こりました」
10月29日、SNSで注目されたのは、1歳の息子を持つ母(@marumochi_95)の投稿だった。詳細な経過がつづられ、230万回のインプレッションを記録。「怖すぎる」「普通に食べてても低血糖になることあるんだ」「ご飯食べていても、代謝障害、ホルモンの欠乏などで低血糖になることはあるので、怪しいなと思ったらジュース飲ませてあげてほしい」「医者のツイートで子供は低血糖になりやすいとは聞いてたので、こういう経過は助かります…」「食べていても低血糖になることを知りませんでした、ご共有ありがとうございます」など、驚きの声が相次いだ。
神奈川県立こども医療センターの公式サイトによると、幼児は大人に比べて低血糖になりやすく、夕食を一度抜いただけで翌朝に発症するケースもあるという。原因の一つに「ケトン性低血糖」があり、成長に伴って自然に改善することが多いとされる。
しかし、今回の男児は前夜に夕食を取っていた。
午後6時にアンパンマンパン3本、午後6時30分にごはんおやき3本とチキンナゲット2個を食べていた。
「普段は15時頃のおやつのあと、夜ごはんをしっかり食べさせていますが、この日はアンパンマンパンの食べたことのない種類を購入したため、夜ごはん前に与えました。そのため夜ごはんはそれを加味した量・種類になりました。食べムラがあるので、与えても食べないものもあり、この夜も卵焼きは投げ捨てていました……」
いつもと同じかと言えば、そうではないこともあったが、食欲はあった。就寝は午後8時30分で、いつも通りだった。
ところが、翌朝7時半に起床すると、子どもの様子は明らかにおかしかった。
「冷や汗、身体の冷たさ、ぐったり、起きたばかりなのにまた眠る。初めてのことでした。0歳最後の日(2か月弱前)に卒乳したので、それまでは寝る前に授乳していたことが予防になっていたのかもしれません」
子どもが不調になる原因はさまざまだ。ただ、この時は、「低血糖かな?」とすぐに頭によぎったそうだ。
「少し前におすすめに流れてきたポストで『夜ごはんを食べていても翌朝低血糖になることがある』と知っていたからです」
それは、前夜に食事を取った2歳児が翌朝ぐったりし、病院で血糖値38mg/dLの低血糖と診断されたという投稿だった。
血糖値に医師の表情が一変「紹介状を書くので今すぐ行って」
すぐに小児科へ連れて行ったが、予約なしのため最大60分待ちと告げられる。しかし、子どもの症状を重く見た病院側が、治療の優先順位を決めるトリアージを行い、一番手で受診できることになった。
「今すぐどうなる感じではないので様子見。具合が悪くなるようなら午後再度受診して」
診察では、症状が悪化した場合は午後に再受診するよう伝えられ、いったん帰宅を促された。しかし、その後に測定した血糖値は48。医師の表情が一変したという。
「大きい病院へ紹介状を書くので今すぐ行って」
看護師が経口補水液を用意し、少しずつ飲ませたが、子どもには震えが見られるようになる。
「夫が慌てず騒がず行動してくれたおかげで、私も息子を抱きしめながら冷静に観察を続けることができました。ですが、小児科に持っていくお薬手帳を車に置き忘れて取りに戻ったり、駐車場の場所を間違えたりして夫に『落ち着いて』と言われました。病院にいるからもう大丈夫、という気持ちもありましたが、内心はとても焦っていたんだと思います」
大学病院に到着すると、また眠りがちになった。血糖値は47で、再び基準以下だった。精密検査を行ったものの、低血糖の原因となる異常が見つからず、入院となった。

退院後、「夕食→風呂」の生活ローテーションを変更
入院中は3時間ごとの血糖測定のほか、糖液の点滴、心電図、パルスオキシメーターによる管理が行われた。次第に血糖値が戻ったため、4日目に退院となった。
「血液検査と尿検査ではよくある低血糖で出る異常は見つからず、原因不明です。いまは代謝異常を調べる検査に出しており、2週間後に外来で結果を聞くことになっています」。検査は続いているものの、ひとまず回復したことで、胸をなで下ろした。
退院後は、身の回りでできることとして、生活の一部を改めたという。
「低血糖前日はいつも以上に活発に動き回っておりカロリー等の消費量も激しかったと思うので、そういった日は意識して糖分をとらせる。また、『夜ごはん→お風呂』を『お風呂→夜ごはん』の順番に変更しました」
なるべく空腹時間を空けないよう気をつけているという。
投稿は拡散され、子どもの低血糖への注意喚起が広まった。「12時間以上の絶食が低血糖リスクなのは常識なのだが」という見方に対し、医師からは、「元気で3食+おやつを食べていれば12時間以上の絶飲食を過度に警戒する必要はない」とのコメントもあった。
リスクは子どもの年齢、体調、基礎疾患などによって異なる。
投稿者は、「小児に関する知識をつけること、子どもの様子をしっかり観察すること、いつもと違うと思ったら迷わず受診することが大切だと感じました」と受け止め、改めて早期受診の重要さを訴えた。
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