“変化したアイドルの日常”と“新たな決意” SKE48大場美奈が12年目への思いを告白

ファンの話題になると自然と笑みがこぼれた【写真:山口比佐夫】
ファンの話題になると自然と笑みがこぼれた【写真:山口比佐夫】

過去を振り返り「アイドルとしていろんなことがありました」

 タイトルの「答え合わせ」は、AKB48グループの生みの親・秋元康氏が命名したもの。新型コロナウイルスの影響もあり、今年はゆっくり時が過ぎて行ったという彼女は、外出自粛期間に改めて自分を見つめ直した。

「自分はこんな人間なんだ、と改めて知ることができて、それが答え合わせにつながっている、まさにこの写真集を撮影したときの気持ちと、ぴったり合っていると感じました。今年だからこそ、答え合わせ感があるのかな」

 感慨深そうに語ると、帯にある秋元氏の言葉に触れ、これまでの48グループでの活動を振り返った。

「私は過去に、アイドルとしていろんなことがありました。でも、それを乗り越えようと思う自分がいたから、ここまで来れたと思っています。どんなに恥ずかしい姿だったとしても、それを逆にプラスにして、もっとみんなが見たい姿、自分がなりたい姿を目指して乗り越えられたので、この“答え合わせ”までの結果だと感じています」

 写真集では、ファンとの絆も感じられた。今作に登場するくまのぬいぐるみは、ファンからの大切なプレゼントだ。「27歳の生誕祭公演のときに、ファンの皆さんがプレゼントしてくれたんです。めっちゃうれしくて、撮影現場に連れて行きました! 車に乗る時は、シートベルトつけて(笑)」と、うれしそうに語る。

 今年は新型コロナウイルスの影響で、大切なファンと会うことができない時間が続いた。しかし、SKE48は10月26日から有観客劇場公演を再開。ファンと同じ空間で触れ合うことにこだわり、現在は握手会の代替えイベントを「現地でトーク会」として実施している。

「直接目を見て話すことが、こんなにいいことなんだと再確認しました。マスクを着用して、透明の飛沫防止シートで挟んでのトークということもあり、話し声がなかなか聞こえないこともあるんですが、それを一生懸命聞こう、聞かせよう、というのも楽しいね! となるくらい、お互いの存在が大切だと認識し合えました」

 有観客劇場公演でも、たくさんの喜びを感じた。

「ステージに立つこと自体は配信公演と同じことなんですが、劇場にファンの方が1人でもいるというのが、こんなにもうれしいことなんだと身に染みて感じました。いつもコールを送ってくださる方は、モヤモヤする気持ちもあるかもしれませんが、今は拍手という方法で応援してくださり、その拍手に強弱もつけてくださるので、優しさを感じます」

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