5人中4人が卒業のアプガ、10年目の分岐点 “卒業の経緯と今後の計画”を告白

富士山の山頂や陸の孤島でのライブ、81曲フルコーラスライブなど、前人未到のライブを決行し、一杯一杯になりながらも、常に上を目指してきたアスリート系アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」が、10年目に突入し、大きな分岐点を迎えている。2017年に5人体制となり、オリジナルメンバーのみで活動してきたが、古川小夏、森咲樹、佐保明梨、新井愛瞳の4人が卒業を発表。この転換期にリリースにされた最新アルバムには、どんな思いが込められているのか――。今回は、全力で9年間を駆け抜け、12月に最後の単独ライブを控える佐保と新井に、胸に秘めた思い、卒業の経緯について語ってもらった。

アイドルを卒業して新たな道を進む佐保明梨(左)と新井愛瞳【写真:ENCOUNT編集部】
アイドルを卒業して新たな道を進む佐保明梨(左)と新井愛瞳【写真:ENCOUNT編集部】

「アップアップガールズ(仮)」インタビュー 佐保明梨・新井愛瞳編

 富士山の山頂や陸の孤島でのライブ、81曲フルコーラスライブなど、前人未到のライブを決行し、いっぱいいっぱいになりながらも、常に上を目指してきたアスリート系アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」が、10年目に突入し、大きな分岐点を迎えている。2017年に5人体制となり、オリジナルメンバーのみで活動してきたが、古川小夏、森咲樹、佐保明梨、新井愛瞳の4人が卒業を発表。この転換期にリリースにされた最新アルバムには、どんな思いが込められているのか――。今回は、全力で9年間を駆け抜け、12月に最後の単独ライブを控える佐保と新井に、胸に秘めた思い、卒業の経緯について語ってもらった。

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――11月10日に5人体制では最後となるアルバム「6thアルバム(仮)」をリリースされました。

新井「卒業するメンバーにとっては、もしかしたら人生で最後のアルバムになるかもしれないので、この『6thアルバム(仮)』は集大成の作品だと思っています」

――おふたりが特に注目してほしいのは、どの楽曲でしょうか。

新井「私のお気に入りは、『I LIVE YOU』という曲です。コロナ禍でライブができない私たちのもどかしい気持ちを代弁してくれていて、他のアーティストさんやコロナの影響を受けた方々にも、きっと共感していただけると思います」

佐保「私は『It’s Up To You』ですね。アプガの曲は最初から最後まで歌詞を詰め込んでいて、息をする暇がないのですが、この曲は文字数が少なくてびっくりしました(笑)。この曲をカッコよく歌えるグループになりたいと思って、ライブで挑戦を重ねていた曲です。私たちの新しい1歩という意味でも聞いていただきたいです」

――佐保さん、新井さんはグループの卒業を発表されていますが、いつ頃から卒業を考えるようになったのでしょうか?

新井「結成当初は、グループのことしか考えられず必死に活動してきたのですが、年数を重ねて、すこし余裕が出てきた今、個人ではどうしたいか、しっかり考えなければと思うようになりました」

――決意したきっかけというのは。

新井「昨年の9月に1人で京都へ行って、景色を見ながら、これからのことを考えたら、アイドル以外にもやりたいことがいろいろ出てきたんです。今ならまだ遅くないと思って決意しました」

佐保「私はなんとなく、ずっとアプガで活動していくんじゃないかな、という気持ちでいたんですが、1年半ほど前に、メンバーで未来像を話す機会があって、みんなの考えを聞いていくうちに、私も未来について考えなきゃと思うようになりました」

――17年にメンバー2人の卒業がありましたが、5人体制になってからの3年間はどんな期間でしたか。

新井「5人になってからの3年間は、いろんなことが目まぐるしく起こっていたので、あっという間でした。人数が少なくなった分、1人ひとりがより一層、力を入れなければ! と考えながら活動してきました」

佐保「正直、大変なことも多くて、今までできていたことができなくなったり、どうしたらいいんだろう……、と悩むこともありました。でも、ライブのセットリストなどを自分たちに任せてもらえることが多くなって、『つくる』という楽しさは増えていきました。よりチームワークが深まったので、この3年間みんなでフォローし合える場面は多かったです」

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