「新車っていう概念がない」車王国群馬に貴重車ずらり “筋金入りマニア”の愛車も注目集める
初開催となる「ぐんまクラシックカーマーケット2026」が20日、高崎市のGメッセ群馬で最終日を迎え、ゆかりのある数々の名車が展示された。旧車好きの著名人もゲスト出演し、“車王国”から新たなカーイベントの誕生をアピールした。

高校で免許取得「旧車に乗りたいな」→買った車がサニトラ
初開催となる「ぐんまクラシックカーマーケット2026」が20日、高崎市のGメッセ群馬で最終日を迎え、ゆかりのある数々の名車が展示された。旧車好きの著名人もゲスト出演し、“車王国”から新たなカーイベントの誕生をアピールした。
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同イベントは、地元の群馬テレビが主催。群馬は「1人1台」と言われるほど、県民の自動車所有率が高く、赤城山を始め数々のドライブの名所がある。榛名山は、しげの秀一の漫画『頭文字D』(イニシャル・ディー)のモデルとなった場所で、国内外のファンによって聖地化している。また、スバルは県内に工場を構え、名車スバル360を始め、多くの車の生産を行ってきた。
会場では、そんな群馬ゆかりのゲストによるトークショーや貴重な車が展示され、来場者を楽しませた。
トークショーでは高崎生まれの“サニトラ女子”NAMIさんが登場。司会でハコスカオーナーの峯野アグネスさんと熱いクルマ女子トークを交わした。愛車は1994年式の日産サニートラック(最終型)。高校で免許取得後、初めて購入した車で、以後17~18年乗り続けている。
「もう成人式の時にはあったから、18、19(歳)ぐらいからですね。叔父がハコスカのGT-Rに乗ってて、私も『旧車に乗りたいな』と思っていたんです。で、近所というか、少し離れた隣の市にあったんですよ、サニトラが。近くで手に入ったので、割とすぐ乗り出すことができて、もうエンジンとか乗れる状態で置いてあったんですよね。そこのショップさんで見てもらって、カスタムして、今に至るみたいな感じですね。乗り換えずに、乗っています」
仕事はフィットネストレーナー。地元発の大規模な車イベントについて、「生まれも育ちも高崎なので、こんな地元で、名車が実際に見て買えるっていうのはすごい。勝手ながら幸せというか、ありがたい環境だなと思いますね」とにっこり。「群馬は車社会。群馬は車がないと生活が成り立たないので、だからこそ好きな車に乗って暮らせるっていうのが幸せですよね」と目を輝かせた。

藤原拓海仕様のハチロク、旧車マニアのフェアレディZ
また、会場には、群馬の誇る駅弁・峠の釜めしを販売する荻野屋から、イニシャルDの主人公・藤原拓海仕様のハチロクが展示された。普段は荻野屋横川店の看板下にシルエイティとともに置かれている。作中に、荻野屋の看板が登場していることから、車を展示したのが始まりで、今では熱心なファンが撮影に訪れるスポットになっている。
一方、ぐんテレブースには、イベントを主催した群馬テレビ常務取締役の牛込保雄さんの愛車1974年式フェアレディZ(S30)も展示。牛込さんは、これまで20台以上の旧車を乗り継ぎ、「新車っていう概念があまりなくて」と話すほどの筋金入りのマニアだ。
「きっかけは、その年代の車が好きというか、自分自身の生まれた頃の車とかが大好きなんです。一番最初に買った車も360ccのミニカで、それで通勤していました。今でも、もう1台のクジラクラウンという、昭和50年くらいだと思うんですけど、その車で毎日通勤しています」
Zの魅力を聞くと、「もうデザインが好きで。最初のフェアレディZなので。自分の中ではこれが一番かっこいい。世の中、世界の中でも一番だと思ってはいますけど(笑い)」と、熱い思いを吐露した。
今回のイベントの“仕掛け人”で、新入社員の頃から構想を温めてきた。
「群馬県って、スバル360を生んだっていうのもありますけども、私が20代くらいの時は、車王国群馬って言われてたんですよね。1家1台じゃなくて、1人1台持っていて、今でももちろん、ほぼほぼそうだと思うんですけど、車というのは非常になじみが深い。ずっと、入社した時からこういうイベントをやりたかったんです」

シザーズドアに改造のセリカも 夢は「群馬県一のイベントに」
会場には、一般オーナーの愛車29台も展示され、シザーズドアに改造されたトヨタの1973年式セリカなどが来場者の目をくぎ付けにした。車関連のブースが並び、貴重な車両の販売も行われた。
イベントは来年もこの時期に予定しており、5年、10年と定着することを目指している。
「シルバーウイークに来てもらって、群馬の食事や温泉、すぐ近くのドライブコースとかを楽しんで帰ってもらえれば一番いいかなと。ゆくゆくは、ちょっと大きな野望ではありますけども、インバウンドにつながれば非常にいいなと。海外からも注目されて、群馬県一のイベントだという話になっていけばいいのかなと思っています」と、牛込さんは夢を膨らませた。
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