那須川天心VS亀田興毅は“世紀の日本人対決”となるのか

キックボクシングの那須川天心(20)が5月18日、都内で行われたAbemaTVの特別番組『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』でKOされることなく、1000万円を死守。試合後には、6月22日にボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅(32)と対決することが発表された。

【写真:山口比佐夫】
【写真:山口比佐夫】

那須川天心1000万円企画ではボクシング元世界王者らを圧倒

 キックボクシングの那須川天心(20)が5月18日、都内で行われたAbemaTVの特別番組『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』で、同志社大卒でボクシングジム経営の藤崎美樹(29)とタイの元WBAスーパーフライ級世界王者のテーパリット・ジョウジム(30)と対戦し、KOされることなく、1000万円を死守した。

 試合後、興奮冷めやらぬ会場をさらに熱くさせる発表があった。那須川天心VS亀田興毅(32)。この夢対決をAbemaTVが6月22日に生放送するというのだ。興毅はさっそく、VTR映像の中で「那須川にボクシングを教えたろうかな。全力でぶつかってこい。吠えといてくれたらいい」と挑発した。

【写真:山口比佐夫】
【写真:山口比佐夫】

 一方の那須川は「さっき聞いた話。ビックリした。(興毅が)『吠えとけ』と言ったが、普通に戦っていきたい。(こうした試合は)今のうちにしかできない。格闘技をめちゃくちゃ盛り上げていきたい。やるからにはKOを狙いたい」と応じた。

 果たして、どんな試合になるのか。AbemaTVでは5月19日に、那須川、興毅2人そろっての会見を行う準備をしていた。だが、問い合わせが殺到したため、予定していた会見会場での実施が困難になったとして、19日の会見は急きょ中止に。後日、改めて会見を行う予定で、注目の高さがうかがえる。

【写真:山口比佐夫】
【写真:山口比佐夫】

 18日の試合では、ヘッドギアをつけ、12オンスのグローブを使用。各試合は2分3ラウンドで行われ、挑戦者が那須川をKOしなければ、1000万円を獲得できないルールだった。那須川は1時間のインターバルを得て、2試合を戦い、KOされず、1000万円を守った。

 興毅との一戦では、どのようなルールになるのか。ヘッドギアはつけるのか。何オンスなのか。何ラウンドになるのか。KO決着なのか。判定もあるのか。ルールの中身によっては、“世紀の対決”が“世紀の凡戦”にもなりかねない。

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