赤ちゃんの名前にも鬼滅旋風 「義勇」「蜜璃」に加え「凪」が急増

株式会社ベビーカレンダーは、2020年に生まれた子ども16万1321人を対象に、赤ちゃんの名前に関する調査を実施し、結果を発表した。

赤ちゃんの名前にも鬼滅旋風(写真はイメージ)【写真:写真AC】
赤ちゃんの名前にも鬼滅旋風(写真はイメージ)【写真:写真AC】

大正ロマンを感じる古風な“レトロネーム”が大人気

 株式会社ベビーカレンダーは、2020年に生まれた子ども16万1321人を対象に、赤ちゃんの名前に関する調査を実施し、結果を発表した。

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 調査は今年で11回目。コロナ禍で暗いニュースも多かった2020年だが、生まれた赤ちゃんの名前は、希望に満ちあふれた明るい未来を願って名づけたと思われる素敵な名前ばかりだった。

 近年は古風で日本的な趣を感じる“レトロネーム”が人気。今年も、特に女の子の名前で多くのレトロネームが上位に集中した。

 また、今年、空前の大ブームを巻き起こした人気漫画「鬼滅の刃」は、舞台が大正時代ということもあり、登場人物の名前もどこか古風で日本的なレトロネームばかり。今や社会現象になっている“鬼滅旋風”も、レトロネームの人気を後押ししていると考えられる、と分析する。

 また、「鬼滅の刃」のキャラクターに関連した「鬼滅ネーム」も男女ともに増加傾向が見られた。

 人気キャラクター「冨岡義勇」と同じ「義勇(ぎゆう)」という名前の男の子は、昨年0人であったのに対し、今年は4人に増加。

 ほかにも、かわいらしい女性キャラクター「甘露寺蜜璃」と同じ「みつり」という名前のよみの女の子は、昨年0人から今年は7人に急増した。 そのうち2人は漢字も同じ「蜜璃(みつり)」ちゃんだった。

 さらに、男女ともに順位が急上昇したレトロネーム、「凪(主なよみ:なぎ、なぎさ)」にも注目。男の子では、一昨年はTOP100圏外、昨年93位だったが、今年は24位に大きくランクアップ。女の子では一昨年74位、昨年55位だったが、今年は27位と、徐々に順位を上げてきている。「凪」は、風や波が静まることを意味する漢字だが、「冨岡義勇」が使う技の名前が「凪(なぎ)」であることから、これまでより身近な言葉・漢字として定着しつつあるのかもしれない。

 子どもたちにも大人気の「鬼滅の刃」は、すでにマンガの連載が終了しているものの、その人気は衰えることがなく、今後もますます「鬼滅ネーム」が増加しそうだ。

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