清水尋也、撮影現場は毎回、地獄「酸欠みたいになって気絶しかけたのは人生初」

世界の平和を追い求める清水尋也【写真:ENCOUNT編集部】
世界の平和を追い求める清水尋也【写真:ENCOUNT編集部】

「誰もが愛が足りないんじゃないかなと感じているんです」

――本作では、何かを追い求める若者の姿が描かれています。清水さん自身が追い求めているものは何でしょうか。

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「笑われるかもしれないんですけど……、世界を平和にしたいと思っているんです。優しくなってほしいというか。もちろん、僕が世界を平和にするのは無理ですけど、自分と周りの世界ならできる。それを全員がやれば、世界は平和に優しくなるんじゃないかな、と。最近、誰もが愛が足りないんじゃないかなと感じているんです。人に愛を持って接したいなと思っていますね」

――人との接し方が変わったのはコロナがきっかけですか。

「そうですね。人と会う楽しさ、それによって、自分が成長できるということに気づけました。よくも悪くも、役者は人の人生を変える仕事だと思います。それぐらいの密度がある仕事。昨年、語学留学もしたので、海外の作品にも挑戦したいと思っていますが、役者という仕事だけではなく、この先面白いなと思ったことにどんどんチャレンジしていきたいですね」

□清水尋也(しみず・ひろや)1999年6月9日生まれ、東京都出身。2012年、ドラマ「高校入試」(フジテレビ)でデビュー。映画「渇き。」で壮絶ないじめにあう役、「ソロモンの偽証」ではクラスメイトに恐怖を与える不良役という両極端な役を演じ脚光を浴びる。主な映画出演作に「ちはやふる 上の句・下の句/結び」「貞子」「パラレルワールド・ラブストーリー」「ホットギミック ガールミーツボーイ」「青くて痛くて脆い」「妖怪人間ベラ」「甘いお酒でうがい」など。待機作に映画「東京リベンジャーズ」(21年公開予定)、劇場アニメ「映画大好き、ポンポさん」(21年公開予定)等がある。19年、第11回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。

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