「ゴジラ・フェス」が史上初の完全オンライン開催 9時間大盛況で幕を閉じる

東宝株式会社は3日、4回目となるゴジラ生誕を祝うフェスイベント「ゴジラ・フェス オンライン 2020」を開催した。11月3日はゴジラ映画の第1作「ゴジラ(1954)」が劇場公開された日で、「ゴジラの日」として制定されている。

史上初の完全オンラインでの開催となった「ゴジラ・フェス オンライン 2020」【画像:TM & (C) TOHO CO., LTD.】
史上初の完全オンラインでの開催となった「ゴジラ・フェス オンライン 2020」【画像:TM & (C) TOHO CO., LTD.】

11月3日「ゴジラの日」に「ゴジラ・フェス オンライン 2020」を開催

 東宝株式会社は3日、4回目となるゴジラ生誕を祝うフェスイベント「ゴジラ・フェス オンライン 2020」を開催した。11月3日はゴジラ映画の第1作「ゴジラ(1954)」が劇場公開された日で、「ゴジラの日」として制定されている。

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 昨年開催された「ゴジラ・フェス2019」は約2万5000人を超える人が来場するなど、年々その規模を大きくしているゴジラ・フェス。今年は新たな試みとして、同フェス史上初の完全オンラインでの開催となった。

 オンライン・エンターテインメント・プラットフォーム「Stagecrowd」を使った「メインステージ」(有料)と、YouTube Liveを使用し誰でも視聴できる「サブステージ」(無料)で開催。総合司会は、ゴジラシリーズに4作出演するなど大のゴジラ好きでもあるフリーアナウンサーの笠井信輔が務めた。

「メインステージ」のイベントでは、昨年リアルで実施し大好評を得た「東宝スタジオツアー」、世界初の実物大ゴジラアトラクション「ゴジラ迎撃作戦」の現地リポートなど、ゴジラファン必見のプログラムを実施。オープニングイベントでは、初代ゴジラカラー化映像お披露目や20年ぶりの「ゴジハムくん」復活など新情報が解禁。初代ゴジラカラー化映像は宝田明がVTR出演し、当時のエピソードとともに初の映像解禁を見届けた。

 ライブトーク中には「シン・ゴジラ」監督である樋口真嗣、特撮監督の尾上克郎、造形師の原口智生、美術監督の三池敏夫がサプライズで4日にオープンした「須賀川特撮アーカイブセンター」から生中継で登場。総合司会の笠井と短い時間ながら同施設の魅力が紹介されたほか、「ゴジラ、66歳の誕生日おめでとう!」とゴジラへのお祝いのメッセージが送られた。

「東宝スタジオツアー」にスペシャルゲストとして参加した山崎紘菜は、「ゴジラって奥が深いですね。今回関わらせていただいたことで、ゴジラ愛が深まりました。映画作りに携わっているひとりとして、映画1本を作るのにどれだけの苦労があって完成しているのかを改めて実感しました。ゴジラと東宝スタジオ、そして日本映画の歴史を知ることができてうれしかったですね」と語り、ゴジラ生誕の地“東宝スタジオ”を笠井とともに存分に楽しんだ様子だった。

 さらに、この日のために新撮された山崎と笠井も出演する実写のショートムービーが公開されると、参加している視聴者もコメントで大いに盛り上がった。

 イベントを締めくくったのは、ゴジラレジェンドたちが酒を飲みながら語り合う「居酒屋ゴジラ」。今年のテーマは公開から20周年を迎えた「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」で、ゆかりの手塚昌明(監督)、鈴木健二(特殊技術)、若狭新一(造形)、西川伸司(デザインワーク)、喜多川務(ゴジラ)、笠井の6人が参戦した。

 9時間の配信を終えた笠井は「ゴジラが好きなので、あっという間の9時間で、なんだか力が湧きました! これが政治とか経済のような番組とかだったら、大変だったんでしょうね(笑)。ゴジラ・フェスは今年オンラインで実施したんですが、来年はリアルで皆さんとお会いできるといいなと思います」と、疲労を感じさせない満面の笑顔でイベントはフィナーレを迎えた。

「ゴジラ・フェス オンライン 2020」の模様は「メインステージ」「サブステージ」ともに見逃し配信を10日まで実施中。

次のページへ (2/2) 【写真】笠井信輔アナと山崎紘菜の2ショット
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