池井戸潤作品が初の舞台化 『民王』主演・有澤樟太郎が自信「新しいジャンル切り開きたい」

ミュージカル『民王』製作発表記者会見が27日、都内で行われ、主演を務める俳優の有澤樟太郎、共演の別所哲也ら出演者、演出の永井誠氏が登壇。9月の開幕向けて意気込みを語った。

イベントに登壇したキャスト陣【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇したキャスト陣【写真:ENCOUNT編集部】

音楽成績「1」の竹中直人は緊張「ものすごいプレッシャー」

 ミュージカル『民王』製作発表記者会見が27日、都内で行われ、主演を務める俳優の有澤樟太郎、共演の別所哲也ら出演者、演出の永井誠氏が登壇。9月の開幕向けて意気込みを語った。


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『民王』は2010年に刊行された池井戸潤氏による長編小説で、ひょんなことから内閣総理大臣と大学生の息子の心と体が突然入れ替わり巻き起こる混乱を、社会や政治への皮肉や風刺を絡めて描いたコメディー作品。これまで、さまざまな池井戸作品が実写化されてきたが、舞台化されるのは今回が初めてとなる。

 脚本は映画『シャイロックの子供たち』(原作:池井戸氏)で「第47回日本アカデミー賞優秀脚本賞」を受賞した、ツバキミチオ氏が担当。楽曲を手掛けるのはピアニスト・作曲家の角野隼斗氏で、池井戸氏自らのラブコールに応えて同作で初めてミュージカルに楽曲を提供する。会見では池井戸氏のコメントが読み上げられ、「角野隼斗さんら音楽界の俊英によって紡ぎ出された華やかな楽曲に彩られ、素晴らしい舞台になる予感しかありません」と期待が寄せられた。

 内閣総理大臣の父親と中身が入れ替わる息子・翔を演じる有澤は、会見の開口一番「ミュージカル界に新しい風穴を開けたい。新しいジャンル切り開きたい」と堂々と宣言。「すでに稽古は始まっていますが、みなさん目がキラキラしていて、『僕自身もキラキラしているんだろうな』と思いながら、楽しく稽古している。これはもう、期待値ガンガン上げていきたい。これで面白くなかったら相当やばいぞと思っている」と自信たっぷりに語った。

 会見では、劇中歌が初披露された。有澤が「楽曲が本当に素晴らしい。キャッチーで軽やか。新作ミュージカルにぴったりな新しい風に楽曲です。いままで聞いたことがない曲調だけど、耳なじみがいい。劇場から出るとき、お客さんも口ずさんでくれるのでは」と笑顔でアピール。別所も「いろんなジャンルのリズムがある。ポップでアバンギャルドで、ジャジーなのにクラシカル。角野さんにしかできない世界観」と太鼓判を押す。

 共演をきっかけに有澤と仲が深まったという竹中直人は、劇中歌に苦戦中の模様。会見では「僕はずっと子どもの頃から音楽(の成績)が『1』だった。有澤くんが『竹中さんとぜひ一緒に』と言うから『うん』と言ったけど、こんな難しいミュージカルに参加することになっちゃって……。ものすごいプレッシャー。みなさん音感がいいので、すぐ音を捉えられるけど、僕は音楽が『1』だったから『どうしたらいいんだろう』ってドキドキする毎日を過ごしている」と重圧を口にしていた。

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