映画「STAND BY ME ドラえもん 2」完成報告会が29日、都内のホテルで行われた。大人のび太役の妻夫木聡、おばあちゃん役の宮本信子、八木竜一監督、山崎貴監督、羽鳥慎一アナウンサーが登壇し、映画の見どころを語った。

　今作は、八木監督と山崎脚本・共同監督による「ドラえもん」3DCGアニメ第2弾で、11月20日に公開。原作でも特に人気の高い「おばあちゃんのおもいで」エピソードを中心に再構築している。2014年に公開された前作に続き、大人のび太を演じる妻夫木は「どこか頼りないのび太くんだけど、どこか放っておけない愛くるしさがあるのものび太くん。そういうところを大人になっても出せるように演じた」と収録の様子を振り返った。

　イベントにはドラえもんも登場。「1日一緒に過ごせるなら何をしたい？」と聞かれた妻夫木は「ドラえもんといえばどこでもドア。世界中のおいしいものを一緒に食べに行きたい」と目を輝かせた。ドラえもんは妻夫木と並ぶと、「顔が小さい！　ボクの顔が大きく見える」と驚いていたが、妻夫木に頭をなでられ、ご満悦そうだった。

　出来上がった作品を試写で見たという妻夫木は「すごくほっとした。久しぶりに泣きました。どこかで『泣いちゃいけない』『頑張らないと』という気持ちがあった」と感想を口にし、「ドラえもんが皆さんのホームタウンになり、ほっとできる場所になったと思う。ぜひ、劇場に“ドラ泣き”しにきて」と映画をPRした。