アイナ・ジ・エンド、涙で感謝「あなたのおかげで居場所があった」 初のアジアツアーを完走
シンガー・ソングライターのアイナ・ジ・エンドが5日、東京・NHKホールで自身初のアジアツアー「AiNA THE END LIVE TOUR 2026 - PICNIC -」最終公演を開催した。同ツアーは4月23日のソウル公演を皮切りに、海外3都市4公演を含む全8都市9公演を展開。総動員数は約1万5000人で、この日は2時間15分で全20曲を披露した。同ツアーには、「ピクニックに遊びに来るくらいの気持ちで会いに来てほしい」との思いが込められている。その集大成となった公演の模様をレポートする。

NHKホールで最終公演
シンガー・ソングライターのアイナ・ジ・エンドが5日、東京・NHKホールで自身初のアジアツアー「AiNA THE END LIVE TOUR 2026 – PICNIC -」最終公演を開催した。同ツアーは4月23日のソウル公演を皮切りに、海外3都市4公演を含む全8都市9公演を展開。総動員数は約1万5000人で、この日は2時間15分で全20曲を披露した。同ツアーには、「ピクニックに遊びに来るくらいの気持ちで会いに来てほしい」との思いが込められている。その集大成となった公演の模様をレポートする。(取材・文=幸田彩華)
ライブは『ハロウ』で幕を開けた。暗転した会場に無数のライトが点滅。背後からのライトアップに照らされながらアイナが姿を現した。
「こんにちは、東京。アイナ・ジ・エンドです、今日は最後までどうぞ」
そう呼びかけると、そのままアップテンポなナンバー『NaNa』へ。軽快なビートに乗せて伸びやかな歌声を響かせた。
疾走感あふれる『ZOKINGDOG』では、モニターに愛犬・大庭葉蔵(おおばようぞう)の姿が映し出された。歓声が上がると、アイナは「まず、ライブ会場をドッグランにするんだー!」と宣言し、観客と一斉に“わんわんダンス”。会場は一体感のある微笑ましい光景に包まれた。
その後、アイナが自撮り棒を手にした。それで撮影された映像がリアルタイムでバックのLEDに映し出される演出を展開。『Sweet Boogie』では、ファンと一緒に両手でハートの形を作り、上下に掲げるアクションもあった。
最初のMCでは「女の子、調子どうですか!」「男の子、調子どうですか!」と呼びかけた。客席から大きな歓声が返ってくると、アイナは「どっちもほんまに大好きです」と応じ、続けてこの日にまつわる裏話を明かした。
「ツアーをできてすごくうれしいんですけども、『NHKホールでやります』って言った時に、この日が一番早くチケットが売れて。だから、この日だけはあなたに身を委ねる気持ちで、緊張なんてせずに『一緒に最高の夜を作ろう』って思いました。それぐらい今日を楽しみにしていました」
ピアノの弾き語りに初挑戦
6人組ガールズグループ・BiSH時代の2021年にリリースしたソロ曲『粧し込んだ日にかぎって』では、ピアノの弾き語りを披露した。このツアーを展開するにあたっての初挑戦。頭上からのスポットライトを照らす演出、サビや終盤に繰り返される「愛してるよ」のメッセージ性、吐息混じりの力強い歌声に、観客はグッとひきつけられた。
続けて、『第76回NHK紅白歌合戦』でも披露し、自身最速でストリーミング再生回数3.4億回を突破した代表曲『革命道中 – On The Way』を歌唱。ステージから放たれる圧倒的な熱量に呼応するように、観客のボルテージがグングンと上昇し、フロアからは地鳴りのようなコールが沸き起こった。
そして、アイナは感謝の言葉とともにこう呼びかけた。
「よっしゃー! みんなが元気そうでうれしい。まっすぐに笑ってくれたらそれだけで泣きそうになる。ありがとう。今から『ONE PIECE』の曲をやる。作るのに時間がかかった。『ONE PIECE』は日本が誇るレジェンドなアニメ。1個だけルフィとの共通点を見つけた。それは『仲間を増やして強くなっていく様』。あなたと仲間になってこの曲を育てに来ました。(歌って)いいですか」
言葉通り、アイナは放送中のフジテレビ系アニメ『ONE PIECE』(日曜午後11時15分)のオープニング曲『ルミナス – Luminous』を歌い上げた。
本編最後のMCでは、涙を流して声を震わせた。
「このツアーがやれて本当にうれしいです。ありがたいことにたくさんテレビとか出させてもらいました。『もうちょっと頑張らないと、チームのみんなどうやったら喜んでくれるだろうか』。そんなことばかり考えてしまったり、私はアイナ・ジ・エンドに置いていかれそうになりました。ワンマンライブをしているとその黒目で私を捉えてくれて、その耳で音楽を聴いてくれるあなたに出会える。キラキラしてなくても、どっちでもいい。そんな風に思わせてくれたのが本当にあなたのおかげなんです。去年、走り抜けたのは自分の居場所があったからです」
その上で「今回のツアーで内省的な部分も出してみよう。だから、このツアーは新しいアイナ・ジ・エンドで挑めた気がします。そうさせてくれたのは、愛を持って接してくれているチームのみんな、スタッフ、一緒にステージを作ってくれる方々。あなたたちです。本当に本当に大好きです。いつもありがとう」と話した。
スタッフやファンへの深い愛。それを伝えると、ツアーのために新調したギターを手に、ファンへの“お守りみたいな曲”として『ペチカの夜』を情感たっぷりに歌唱した。
アンコールでは、『サボテンガール』と『ONE PIECE HEROINES』の主題歌『Blue Shining Star』を披露。演奏中には、ツアータイトル「PICNIC」と記されたちょうちょう型の紙吹雪が降り注いだ。これには、アイナも「サプライズや! え~っ、ありがとうございます!」と声を弾ませた。
さらに「ライブが大好きです。生き甲斐です。これからも、元気でも元気じゃなくてもいいから来てください。どこかでまた会いたい! それだけです」と言い、最後は祈りを込めるように『きえないで』を熱唱した。
全曲を終えると、アイナはダンサーらとともにマイクを通さず地声で「ありがとうございました!」。最後は観客との記念撮影を行い、「来年は行ったことのない地域に、行ったことのない県に行くかもしれませんので、また会おうね。ありがとうございました~!」と再会を約束した。
<「AiNA THE END LIVE TOUR 2026 – PICNIC -」最終公演 セットリスト>
1 ハロウ
2 NaNa
3 ZOKINGDOG
4 Frail
5 Sweet Boogie
6 アイコトバ
7 家庭教師
8 Retire
9 残して
10 粧し込んだ日にかぎって
11 革命道中 – On The Way
12 Love Sick
13 No Epilogue
14 BLUE SOULS
15 Entropy
16 ルミナス – Luminous
17 ペチカの夜
(アンコール)
18 サボテンガール
19 Blue Shining Star
20 きえないで
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