ファントムシータ、“レトロホラーアイドル”という独特な世界観「蝶に擬態した蛾として存在」

歌い手・Adoがプロデュースするレトロホラーアイドル・ファントムシータが今月24日、2枚目CDシングル『ホラークイーン』をリリースした。「グループの集大成とも言える一作」という同作では、「ホラー」のコンセプトで、もな、美雨、凛花、百花の4人がクイーンの座に君臨する姿を提示する。ENCOUNTは、上品なドレスの中にホラーなアクセントが光る新衣装を着た4人をインタビュー。楽曲に込められた思いを聞き、レトロホラーアイドルの正体に迫った。

『ホラークイーン』をリリースしたファントムシータの(左から)凛花、美雨、もな、百花【写真:増田美咲】
『ホラークイーン』をリリースしたファントムシータの(左から)凛花、美雨、もな、百花【写真:増田美咲】

デビュー2周年で得た手応え「着実に成長している」

 歌い手・Adoがプロデュースするレトロホラーアイドル・ファントムシータが今月24日、2枚目CDシングル『ホラークイーン』をリリースした。「グループの集大成とも言える一作」という同作では、「ホラー」のコンセプトで、もな、美雨、凛花、百花の4人がクイーンの座に君臨する姿を提示する。ENCOUNTは、上品なドレスの中にホラーなアクセントが光る新衣装を着た4人をインタビュー。楽曲に込められた思いを聞き、レトロホラーアイドルの正体に迫った。(取材・文=イシイヒデキ)

 2024年6月にデビューした同グループは、独特な世界観を創造している。

「現代のアイドルを“蝶”とするのなら、ファントムシータはそんなアイドル業界にとっては異端な存在である“蛾”」

 もなはグループのコンセプトについて、「ホラーにも多面性があり、お化けに対する怖さだけではなく、人間が持つ冷ややかな部分、そういったものも表現していくようなアイドルで、今回の楽曲、衣装も二面性でホラーを表現しています」と語り、凛花も「2年間、レトロホラーにずっと向き合って活動してきたのですが、まだ答えは見つかっていません。だからこそ、無限大の可能性がある。それを私たちが体現して、いつかレトロホラーをジャンルとして確立したいです」とアピールした。

 デビューから半年で日本武道館でのワンマンライブを成功。米国、フランス、ドイツなど海外14か国を回る世界ツアーも実現させた。文字通り、濃密な時間を過ごし、デビュー2周年を迎えた。だからこそ、美雨はこう熱弁した。

「着実に成長しているとひしひし感じています。『ホラークイーン』も、今の私たちでなければ絶対に歌えない曲です。世界中の方々に知っていただけるようなグループになる自信があるので、アイドルに詳しくない方にも興味を持っていただけるグループになりたいです」

 さまざまな経験を重ね、進化を遂げたファントムシータを体現した『ホラークイーン』は、「2年間の集大成」と言える楽曲に仕上がった。

百花「今の私たちだからこそ作り上げられる世界観で、ファントムシータの魅力がたくさん詰まっています。どこを切り取っても聴き応えがあるので、最初から最後まで聴き逃さないでください」

凛花「ダンスも歌も表現も、今まで経験してきたことが全部詰まっていて、成長した私たちだからこそできる楽曲です。ハイネ(ファントムシータのファン総称)の皆さまも、初めて私たちを知ってくださる方も驚く楽曲が完成しました」

美雨「最近の流行の曲の成分だけではなく、レトロで昭和な曲調も感じて、今の若い方にも昭和世代の方にも刺さるのではないかと思っています」

もな「いろいろなステージを経験して、ファンの方との交流もあり、学んだことがたくさんあります。歌やダンスの技術だけではなく、オーディオにも私たちが経験して感じたこと、知ったことが詰まっています。パフォーマンスも表情も含めて、今の私たちが出せる最高火力が詰まったシングルになっています」

今後の目標を語った【写真:増田美咲】
今後の目標を語った【写真:増田美咲】

目指すはアリーナやドームでのライブ「Zeppでは収まりきらない」

 ガールズグループ群雄割拠の時代もファントムシータは、唯一無二の世界観を武器にその魅力を世界に示す決意だ。

美雨「とにかく表現力が武器です。美しくも恐ろしい、手に届きそうで届かない、アイドルの語源である“偶像”をレトロホラーとして体現したいです。現代のアイドルにスパイスがあってもいいと思うので、蝶に擬態した蛾として存在していきたいです」

もな「曲への没入度も私たちの魅力の一つです。『もーいーかい?』という楽曲のミュージックビデオは、白髪のウィッグを被りエルフのような装いになっていて、私たちが楽曲の主人公にひょう依して、主人公を体現しました。今回の『ホラークイーン』は、ファントムシータという私たちの等身大、そういった雰囲気をまとっています。また少し違ったスパイスで世界観を楽しめるのではないかと思っています」

 7月からスタートするZeppツアー『ふぁんとむらんど』は、追加公演も含め全公演ソールドアウトとなった。快進撃を続ける4人に目指す舞台を聞くと、こんな答えが返ってきた。

凛花「私たちを見たいと思ってくださる方がたくさんが集まって、Zeppでは収まりきらないので、アリーナで開催します、ドームで開催しますと、ゆくゆくはそうなりたいと思っています」

百花「大きな目標を持つことも大事だと思いますが、目の前の目標を一つひとつ無駄にせず全力で向き合っていく。小さなことかもしれませんが、その積み重ねが未来に生きてくると思うので、まずは『ふぁんとむらんど』に向けて全力で頑張っていきたいです」

□ファントムシータ(漢字表記:怪忌蝶) Adoがプロデュースするレトロホラーアイドルとして2024年6月26日にデビュー。同年11月、初のワンマンライブを東京・日本武道館で開催。25年1月から初の世界ツアー「Phantom Siita 1ST WORLD TOUR “Moth to a flame”」を展開し、同年の夏には日本ツアーも完遂した。

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