ワインがテーマの異色グループ…目指す舞台は“聖地フランス” 個性豊かな「SHiZUKU」誕生の裏側
レプロエンタテインメントとつばさレコーズによる新グループ・SHiZUKU(しずく)が4月20日に初お披露目された。「人生の第二章を切り拓け!」というキャッチコピーのもと、オーディションで選ばれた5人のメンバーは、ワインエキスパートの資格取得を目指しながら音楽活動を行っていく。ワイン×音楽の新たな“大人エンターテインメント”を発信していく斬新なコンセプト。6月13日に開催されるプレデビューライブのチケットは発売開始2日で完売するなど、早くも勢いを見せている。注目を集める彼らに、グループに入るきっかけや今後への意気込みを聞いた。

芸能未経験のメンバーも
レプロエンタテインメントとつばさレコーズによる新グループ・SHiZUKU(しずく)が4月20日に初お披露目された。「人生の第二章を切り拓け!」というキャッチコピーのもと、オーディションで選ばれた5人のメンバーは、ワインエキスパートの資格取得を目指しながら音楽活動を行っていく。ワイン×音楽の新たな“大人エンターテインメント”を発信していく斬新なコンセプト。6月13日に開催されるプレデビューライブのチケットは発売開始2日で完売するなど、早くも勢いを見せている。注目を集める彼らに、グループに入るきっかけや今後への意気込みを聞いた。(取材・文=下城万由子)
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――まず、オーディションに応募しようと思ったきっかけを聞かせてください。
門脇リースリング卓史「僕はもともとミュージカル俳優をしていました。劇団四季に入団して、そこから大型ミュージカルを中心に、2.5次元ミュージカルにも出演していました。基本的にはミュージカル俳優は、“個”の作業なんです。本番や稽古がない期間は黙々とダンスや歌のレッスンをして、稽古が始まったら役について勉強して、本番が終わるたびに次の舞台のオーディションを受ける……永遠に就職活動みたいな(笑)。その中で自分のホームとなるような、グループに所属したいという思いがありました」
松田シャルドネ創太郎「僕はこの5人の中で唯一芸歴がないんです。でも音楽はずっとやっていました。小学校1年生からピアノを始めて、4年生から6年生まで吹奏楽でトランペット、中学生の時はジャズバンドに入っていました。音楽専門の高校では、トランペット専攻で、ずっと音楽と生きてきました。でも年齢を重ねていくにつれて、1人で音楽を突き詰める時間が本当に多くなりました。元々吹奏楽やジャズバンドでは、団体行動だったので、特に歌をやるとなった時に、いろんな声が重なって生まれるハーモニーは、1人の歌声とは違った届き方になるのではないかとずっと思っていました。今年29歳になるタイミングで、最後の挑戦だと思ってオーディションを受けました」
石田ピノ知之「僕は大学生の時から俳優として、舞台や映像を中心に活動していましたが、ここ2、3年は芸能活動から離れて(ワインソムリエの資格も所持しているため)お酒を取り扱う仕事に就いていました。兄の紹介で『こういうオーディションあるよ』と言われて、ワインと音楽がテーマと聞いた時に、僕はワインソムリエの資格を持っているので、本当に信じられなさすぎて……3度見ぐらいしましたね(笑)。ワインソムリエの資格を取ってから8年たっているんですけど、8年越しに自分がやってきた芸能活動とワインが見事にマッチしたので、とても不思議な感覚です」
真田メルロ煌生「僕はこれまでも芸能活動をさせていただいていて、自分の中でやりきった感がありました。関西に住んでいる母親が、唯一自分が何か出ている時だけ『見てた見てた』と言ってくれていて、関西に帰るたびに『次何出るの』と言われるので、『もうやらへんねんけどな……』とか思いつつ、どこかで芸能活動が頭にはありました。今回このオーディションを見つけて、親孝行になるかなと思い、今回は誰かのためにやろうと決めました」
――真田さんは元々パーソナルトレーナーもやられていて、ボクシングが得意とお聞きしました。
真田「21歳ぐらいの時に、散歩していたらボクシングジムと書いてあって、入ってみようぐらいの感じで行ったんです。コースがいろいろあって健康コースに丸をしたんですけど、気付いたらプロコースに勝手にされていて。『体験ってこんなにしんどいんですか』みたいな感じだったんですけど、それで新たな扉が開きました。車の免許の筆記試験は8回落ちたんですけど、ボクシングのプロテストはあばら骨が折れていたにもかかわらず受かりました(笑)。車の免許より簡単やなと。謎のセンスがボクシングにはありましたね」
――古川さんはいかがですか。
古川カベルネ卓人「僕は舞台を中心に俳優活動をしていて、生計を立てるためにいろいろアルバイトをしていました。昨年出させてもらった舞台で、すでにいろんなフィールドで活躍している同世代たちと共演して、『このまま俳優をやっていて、この人たちに追いつくのにあと何年かかるんだろう……』と、ふと冷静に考えちゃったんです。もうすぐ30歳ということもあって、今後どうするかを考えていた時に、このオーディションを見つけて『これだな』と。心機一転、ここでもう1回チャレンジをしようと決意しました」
――幼保園の保育補助員で長くアルバイトされていたとお聞きしましたが、どのようなきっかけだったのでしょうか。
古川「僕の父親とおじが仲良くしていた方から、『今度保育園始めるけど、男手が足りないから、ちょっと手伝って』みたいな始まりでした。子どもが好きだったこともあって、結局7年間も働かせてもらいました。当時の教え子ちゃんたちがイベントにも来てくれたりしてうれしかったですね。でも、まだワインは飲ませられません(笑)」

最年長メンバーには意外な一面も
――ワインと音楽という斬新なコンセプトですが、初めて聞いた時はどう思いましたか。
門脇「ワインと音楽と聞いた時は全く想像がつかなくて、飲みながら歌うのかなって思っていました(笑)。普段ワインはあまり飲まなかったのですが、ウイスキーやビールとはまた違う知的な雰囲気、深められる要素があるなとは感じていて、以前から勉強したいと思っていました」
真田「元々ワインは好きだったのですが、あまり分からずただガブガブ飲んでおいしいなぐらいやったんですけど、このワインと音楽というコンセプトを聞いた時に、僕は全く想像できなかったんです。でもイメージがつかなかったのが、逆にすごい魅力的で……。自分が加入しなかったとしても、どうなるんかなと興味がありました」
――皆さんそれぞれ担当の品種がありますが、ご自身との共通点はありますか。
門脇「僕はリースリング担当です。フランスだとアルザス地方が有名で、ドイツとの国境沿いにあってかなり寒く、厳しい地域で育つブドウなんです。なのに厳しさの中で甘みが出て、柑橘を思わせるようなフルーティーで爽やかな酸味があったりする品種です。僕も劇団四季やミュージカルという厳しい環境で育ったので、このグループでリースリングみたいな旨味が出せるようになったらいいなと思います。キレのある男にもなりたいです」
松田「僕はシャルドネです。ヨーロッパだけではなく、アメリカ、オーストラリアやチリでも作られるぐらい幅広く様々な地域で栽培できる品種で、同じシャルドネでも土壌によって味を変えるんです。近隣の環境や日の当たり方などでも変わるので、僕の今までの生い立ちというか、接客業などいろいろ経験してきた中で、自分を出しつつも環境に順応していくみたいな部分とシャルドネの品種感っていうのがすごく自分と合っているなと思っています」
石田「ピノ・ノワールを担当させていただいています。赤ワインの中でも特徴があって、見た目がとても透き通ったルビー色で、グラスの先が見えるくらいなんです。味わいも酸が優しくて繊細な味わいです。見た目の美しさや繊細さ、上品さを見てもらえたらなと思っているので、自分にも合っていると思っています。それに、ピノ・ノワールは1本数百万円するワインにもなり得るポテンシャルを持っているので、そういったポテンシャルの部分もこれから頑張っていきたいなと思っています」
真田「僕はメルロ担当です。カベルネ・ソーヴィニヨンと比べたらタンニン(渋み)が控えめで、割とまろやかでちょっと果実味があってすごく飲みやすいんです。力強さの中に優しさがあるというような……まあ、僕やな、という。もう、どっちがメルロか分からんぐらいリンクしてるんかなって」
一同「どっちがメルロかは分かる(笑)」
古川「僕はカベルネ・ソーヴィニヨンです。赤ワインの王様と言われているような、重厚な味わいで、骨太なしっかりとした酸と渋みが特徴のワインです。オーディションの時から、自分の芯の強さがカベルネとリンクするよねと言ってもらったりもしていました。寝かせば寝かすほどいい味わいになるので、自分で言うのもあれですけど、リンクしてるのかなと。年齢の割にすごく大人びて見られるので」
一同「タンニン強めだもんね(笑)」

目指すはワインの聖地・フランスへの挑戦
――意外な一面を持つメンバーはいらっしゃいますか。
一同「(笑いながら石田を指さす)」
松田「(石田は)この容姿で、所作や立ち振る舞いもきれいなんですよ。オーディションの時も『かっこいい人いるな』と思って。メンバーが決まっての初顔合わせで、『お、いる!』と思ったことを覚えています。でも、徐々に仲良くなってきた頃に、『あれ、実は天然なのか』と思い始めて……。結構いろんなエピソードがあります(笑)」
石田「自分では全く思わないです。言われたことも全く無いですね」
一同「えー! 絶対うそ!」
真田「もうずっと不思議で不思議で。最近は自転車の乗り方がおもしろくて。サドルの高さが合ってなくて、つねに立ち漕ぎみたいなんですよ」
一同「(爆笑)」
真田「昨日もみんなでオンラインの打ち合わせがあったんですけど、(石田が)ずっと1人でカメラ見てニヤニヤしていて(笑)。笑っちゃうと思って、僕がカメラオフにしました」
松田「次は何をしてくれるんだろうっていう期待があるから、何かやる前にもう笑っちゃうよね」
――頼りがいがありつつ、メンバーからちょっといじられつつ……愛され最年長ですね。
石田「年齢が7つ離れているので、逆にこっちも気を遣って欲しくないんですよ」
松田「最年長(石田)がこれで、最年少(古川)が一番大人びていてバランスを補っているみたいな(笑)」
石田「みんな個性がすごいありますね。僕はちょっと突出しているかもしれないですが(笑)」
門脇「たぶん日常にいたら全員が『ちょっと天然だよね』って言われるタイプです。このグループはすごいの(石田)がいるんで緩和されているんだと思います(笑)」
――将来は、どんなグループになりたいですか。
松田「ワインと歌の2軸を掲げているので、ここは絶対にブレたくないという思いがあります。ワインと音楽を掛け合わせて目指す場所で言うと、ディナーショーであったり、ワインと食事のマリアージュも楽しみながら、僕らのステージをお酒と絡めて楽しんでいただけるような舞台が、理想としている形です。もちろんそういう文化を日本に広めたいというもっと大きな夢もありますし、ワインの聖地・フランスでも挑戦したいという思いがあります」
全く違う“人生の第一章”を経て、“人生の第二章”で出会った5人。これから彼らはどんな色や香りをまとい、味わいを生み出していくのか。時間を重ねるほどに深みを増すワインのように、その成長からは目が離せない。「SHiZUKU」はまだ、栓を開けたばかりだ。
□古川カベルネ卓人(ふるかわ・たくと)1997年12月2日、岡山県出身。183センチ。担当品種はカベルネ・ソーヴィニヨン。メンバーカラーは紫。俳優活動をしながら、幼保園保育補助のアルバイトをしていた。
□真田メルロ煌生(さなだ・こうき)1996年9月3日、大阪府出身。180センチ。担当品種はメルロ。メンバーカラーはピンク。芸能活動とパーソナルトレーナーの経験を経てグループに加入。
□石田ピノ知之(いしだ・ともゆき)1991年3月29日、神奈川県出身。174センチ。担当品種はピノ・ノワール。メンバーカラーは赤。俳優やお酒にまつわる仕事に就いた経歴を持つ。ワインソムリエの資格を所持。
□松田シャルドネ創太郎(まつだ・そうたろう)1997年12月17日、東京都出身。175センチ。担当品種はシャルドネ。メンバーカラーは白。前職はWEBディレクター。
□門脇リースリング卓史(かどわき・たかし)1993年4月25日、東京都出身。180センチ。担当品種はリースリング。メンバーカラーは水色。劇団四季出身で、ミュージカル俳優として多数の舞台に出演してきた。
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