綾小路翔からの「君は大物になる」胸にアイドル歴10年超、長い下積み経て掴んだ居場所「ファンが胸を張って推せる存在に」
格闘家・朝倉未来が発起人を務め、「ABEMA」とASOBISYSTEMが手掛けるガールズグループオーディション『Dark Idol PROJECT』から誕生した8人組アイドルグループ アイドルグループ・Toi Toi Toiが結成1周年を迎えた。10年以上のキャリアを積みながら一度はアイドルを「卒業」した山田せいあ。「それでもステージに立ち続けたい」と覚悟を決めた理由。そして帰国子女で英検準1級・TOEIC915点という経歴を持ちながら、“国を越えてでもアイドルになりたかった”と語る萩田こころ。順風満帆とは程遠い道を選び、それでも“今ここにいる理由”を掴み取った2人。言葉の壁、心が折れかけた瞬間、そして「これまでのすべてを肯定できた」と言い切る現在地――その覚悟を深く語ってもらった。

最終回は山田せいあ&萩田こころ
格闘家・朝倉未来が発起人を務め、「ABEMA」とASOBISYSTEMが手掛けるガールズグループオーディション『Dark Idol PROJECT』から誕生した8人組アイドルグループ アイドルグループ・Toi Toi Toiが結成1周年を迎えた。10年以上のキャリアを積みながら一度はアイドルを「卒業」した山田せいあ。「それでもステージに立ち続けたい」と覚悟を決めた理由。そして帰国子女で英検準1級・TOEIC915点という経歴を持ちながら、“国を越えてでもアイドルになりたかった”と語る萩田こころ。順風満帆とは程遠い道を選び、それでも“今ここにいる理由”を掴み取った2人。言葉の壁、心が折れかけた瞬間、そして「これまでのすべてを肯定できた」と言い切る現在地――その覚悟を深く語ってもらった。
――せいあさんのこれまでの経緯と、幼少期はどんなお子さんだったか教えてください。
「幼少期はお母さんがボーイッシュで、私は第1子だったんですけど、男の子が欲しかったらしくて。小さい頃から男の子の服を着たり、髪もツンツンの男の子みたいに育てられました。野球をしたりしていましたが、その反動で本当は女の子らしい可愛いものへの憧れがどんどん膨らんでいったんです」
――アイドルを目指したきっかけは。
「中学生の時、全国的に活動するアイドルオーディションを親に内緒で受けました。最終審査まで進みましたが、当時は北海道に住んでいて、東京での審査のために親に打ち明けたところ『まずは受験を優先してほしい』と反対され、辞退することになりました。その後、高校3年生の時にクラスの女の子がご当地アイドルになったのを見て、『私もやろう』と決意しました」
――その後、10年に及ぶアイドル活動を経験されたのですね。
「北海道を拠点に活動していましたが、東京への憧れもあり、いくつかのグループを経て気づけば活動歴は10年になっていました。同世代が大学、就職、結婚と人生の階段を登っていく中で、自分だけがずっと同じ場所でアイドルを続けていることに『置いていかれている』という恐怖を感じ、心身ともに限界を迎えた時期もありました」
――人生の分岐点となった出来事はありますか。
「北海道で活動していた頃、番組の企画で憧れの綾小路翔さんから『君は大物になる』という言葉をかけていただいたことです。その言葉がずっと自分の中にあったから、いくつになっても諦めずにこれたんだと思います。辛いことがあっても、これは『売れるための準備期間なんだ』と思えるようになりました」

萩田こころ、異国の孤独と絶望を越えて見つけた「最後」の夢
――こころさんのこれまでの歩みを教えてください。
「私は赤ちゃんの頃からオーストラリアで育ちました。家族は日本人ですが環境は現地校だったので、小学校2年生くらいまで英語が全く喋れず、周りの子たちと馴染めず孤独を感じる時期が長かったです」
――早い段階から日本での活動を目指していたんですね。
「日本のアイドル文化にはずっと触れていて、オーストラリアにいながら密かにDVDを見たりして憧れを持っていました。現地では『なれるわけがない』と言われる環境でしたが、だからこそ余計になりたい気持ちが強くなったんです。14歳の時には、オーディションを受けるために土日だけ日本に帰国するという強行軍を経験したこともあります」
――日本の高校へ編入してからの活動はどうでしたか。
「高校2年生で日本に編入しましたが、最初は言葉の壁やカルチャーショックが大きかったです。その後、いくつかのオーディションを経てようやくグループに入れましたが、コロナ禍で活動が止まったり、不信感を感じたりして一度は心身ともにボロボロになりました」
――アイドルを辞めようと思ったこともあるのでしょうか。
「前のグループを卒業する時は、もし自分が本当に入りたいと思えるグループに出会えなければ、そのまま辞めるつもりでした。一度真っさらな状態になって自分を見つめ直したかったんです。そんな時に、ちょうど新メンバーを探していたToi Toi Toiの半周年ライブを見て、『ここで最後、人生をかけてやりたい』と直感しました」

2人の現在地と「アイドル」を辞めない理由
――新たにToi Toi Toiへ加入して半年経ちましたが、今の自分についてどう感じていますか。
せいあ「今は一番、『山田せいあ』として納得して活動できている実感があります。これまでは色々な見せ方を試してきましたが、今のToi Toi Toiという環境が自分に一番フィットしている気がします」
こころ「私も、今までのアイドル人生では『やりきった』という感覚になることもありましたが、Toi Toi Toiに入ってからは『まだこれからだ』とワクワクする気持ちの方が大きいです。一度アイドルを離れてリセットしたからこそ、初心に戻ってコツコツ頑張れています」
――何度も辛い経験をしながら、なぜアイドルを続けられるのでしょうか。
こころ「ファンの方の存在が一番大きいです。自分が落ち込んだ時でも、背中を押してくれるファンの方がいたからこそ、辞めずにここまで来られました。まだ見せたい景色があるという思いが原動力になっています」
せいあ「私も、アリーナをパンパンにするという子どもの頃からの夢がまだ叶っていないからです。どんなに遠回りだと言われても、自分の中に『絶対にできる』という変な自信がずっとあるんです」
――最後に、1周年以降の個人的な目標を教えてください。
こころ「自分が初めてアイドルになりたいと決めた場所である『武道館』に、アイドルとして立つことが目標です。また、応援してくれているファンの方が、周りに『萩田こころを推してるんだ』と胸を張って自慢できるような存在になりたいです」
せいあ「私は人生のゴールとして『横浜アリーナ』に立ちたいという強い思いがあります。あとは個人的にアニメが好きなので、アニソンのタイアップなども狙っていきたいです。今までの10年間の活動を肯定できるように、全力で突き進みたいと思います」
Toi Toi To 1周年記念ライブ 概要
『Toi Toi Toi 1st ANNIVERSARY LIVE ~Re:solution~』
2026年5月16日(土)
Spotify O-WEST(東京・渋谷)
OPEN 16:45/START 17:30
※チケットSOLDOUT
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