スターダム横アリで政変、玖麗さやかが上谷沙弥撃破で頂点奪取 衝撃裏切り&鹿島沙希は15年のプロレス人生に幕【4月の女子プロレス】

スターダム・東京女子プロレス・マリーゴールドといった主要女子プロレス団体の動きのおさらいをする企画、題して『マンスリー女子プロレスフォーカス』。4月は、スターダムの年間最大のビッグマッチ・4.26横浜アリーナ大会を中心に振り返る。

玖麗さやかが上谷沙弥からワールド王座を奪取【写真:(C)スターダム】
玖麗さやかが上谷沙弥からワールド王座を奪取【写真:(C)スターダム】

スターダム・玖麗さやかがワールド王座奪取で新時代到来

 スターダム・東京女子プロレス・マリーゴールドといった主要女子プロレス団体の動きのおさらいをする企画、題して『マンスリー女子プロレスフォーカス』。4月は、スターダムの年間最大のビッグマッチ・4.26横浜アリーナ大会を中心に振り返る。

 まずはスターダム。4.8後楽園大会で行われた『ルーキー・オブ・スターダム2026』準決勝に勝利したのは、儛島エマと古沢稀杏。4.11後楽園大会の決勝戦では、儛島が古沢を丸め込み優勝。試合後、フューチャー・オブ・スターダム王者の八神蘭奈が登場し、4.26横浜アリーナ大会で儛島の挑戦を受諾した。

 4.23後楽園大会では鹿島沙希が朱里をパートナーにして最終試合を行い、渡辺桃(怪我のため欠場中だが、鹿島のたっての希望で一日限定復帰)&AZMというかつての名タッグ“桃AZ”と対戦。が、0分11秒で鹿島がAZMを起死回生で破ってしまう……。さすがに最終試合がこの結果ではということで、朱里が懇願する形で時間無制限1本勝負の再戦へ。桃AZはギクシャクしたタッチワークが続き、最後はAZMが渡辺を裏切り鹿島の勝利をアシストした(14分13秒、鹿島が渡辺に起死回生でフォール勝ち)。

 そして、8,015人(主催者発表)の大観衆を集めた年間最大のビッグマッチ・4.26横浜アリーナでは、第0試合を含む全12試合がラインアップされた。まず、フューチャー王座は八神が儛島を破り、3度目の防衛に成功。儛島は「私と(古沢)稀杏と(浜辺)纏だけが(種類問わず)ベルトに挑戦していなかったですし、欠場期間もあり結果を残したかった、取りたかった……めちゃくちゃ悔しいです。私が勝って、同期と防衛戦をしたかったですね。でも、絶対私が蘭奈さんから取りたいですし、また挑戦したいです」とコメントを残した。

 IWGP女子王者・朱里は、メーガン・ベーン(AEW)の大攻勢を凌いで勝利。試合後、朱里は「メーガンは海外で大活躍しているすごくいい選手なので、横浜アリーナでタイトルマッチをやって、メーガンって凄いなというのを感じ取ってもらえたと思います。パワーもすごいし、的確に技を決めてくる……そういう選手とこのベルトをかけてやっていきたいですし、もっともっとベルトの価値を高めていきたいです。(横浜アリーナは)IWGPを初めて取った場所……この特別な場所で、メーガンと試合ができて嬉しいです」と語った。

 ゴッデス・オブ・スターダム王座はBMI2000(刀羅ナツコ&琉悪夏)から02line(AZM&天咲光由)に移動、ワンダー・オブ・スターダム王座も小波から羽南に移動。H.A.T.E.が2戦連続で王座から陥落する中、ビー・プレストリーが羽南を祝福するふりをして裏切りH.A.T.E.入りという衝撃の展開。そしてメインのワールド・オブ・スターダム王座戦へ。H.A.T.E.とコズミックエンジェルスのセコンド陣が入り乱れる中、玖麗さやかが初公開となるファイヤーバード・スプラッシュで上谷沙弥に勝利し、デビュー2年4か月でスターダムマットの頂点に立った。

 また、鹿島沙希が改めて引退セレモニーを行い、憧れの存在・石井智宏(新日本プロレス)が駆けつける一幕も。超高速10カウントゴングを最後に、およそ15年のリング生活に別れを告げた。フワちゃんは、安納サオリ相手に金星をゲット。鈴季すず&山下りなvs舞華&HANAKOのドランカーズハードコアマッチでは、大流血に追い込まれ敗れたもののHANAKOのポテンシャルが大爆発。4選手がシングル・タッグ問わず再戦を希望した。

遠藤有栖(左)は王座奪取を、鈴芽は王座防衛を誓った【写真:(C)東京女子プロレス】
遠藤有栖(左)は王座奪取を、鈴芽は王座防衛を誓った【写真:(C)東京女子プロレス】

東京女子は王者全員が初防衛に成功、林下詩美がマリーゴールドからの退団を発表

 続いて東京女子。WrestleManiaウイークも含めアメリカでも興行を行い、プリンセス・オブ・プリンセス王者の荒井優希と、インターナショナル・プリンセス王者の鈴芽はそれぞれ初防衛に成功。5.4後楽園大会では、荒井は遠藤有栖の、鈴芽は風城ハルの挑戦を受ける。ダブル前哨戦となった4.24新宿大会では、遠藤“でいじーもんきー”で出撃した鈴芽が、風城(パートナーは荒井)にフォール勝ち。また、アメリカで享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)を相手に初防衛に成功したプリンセス・タッグ王者のジ・インスピレーション(ジェシー・マッケイ&キャシー・リー)は、同じく5.4後楽園で白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)の挑戦を受けることに。また4.29板橋大会は通常の興行と違い、レフェリーの文りんが前説を、白井李世レフェリーが歌のコーナーを担当。しかも全6試合中5試合が変則ルールという中、穏やかな顔でタップしたジョン・志乃と、HIMAWARIのコスチュームを借用した荒井が大きなインパクトを残した。

 マリーゴールドは7都道府県巡業を経て、4.25後楽園大会を開催。メインでは、昨年10月の両国国技館大会の再戦となる王者・青野未来vs挑戦者・林下詩美のマリーゴールド・ワールド王座戦がラインナップされたが、青野が前王者を返り討ちに。その林下は、試合後のマイクで退団を表明……。

 セミファイナルでは、山岡聖怜がBEW認定女子王者のエンジェル・ヘイズに勝利し、初のシングル王座戴冠。また、4.19札幌大会でツインタワー王者のCHIAKI&松井珠紗が、エンジェル・ヘイズ&マディ・モーガンを相手に6度目の防衛に成功、次期挑戦者には、再始動を宣言したtWin toWer(後藤智香&天麗皇希)が決定した。

 そしてJTOの4.5高島平大会では、稲葉ともかが3.6後楽園大会の借りを返すべく、TAKAみちのくとJTOルールで対戦するも、高角度投げっぱなしジャーマンでKO負け。またしても女子初のTAKA超えはならず。JTO GIRLS王座・MIRAIは、みず葉の挑戦を受け2度目の防衛に成功。メインではQUEEN OF JTO王者の稲葉あずさが、ビッグ春華の猛攻を振り切り防衛に成功。センダイガールズの4.12後楽園大会では、エース・橋本千紘が朱里とシングルマッチを行い、屈辱の失神KO負けを喫した。

 5月はどんな戦いが繰り広げられるのか、お楽しみに。

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