『豊臣兄弟!』浜辺美波、池松壮亮から“ひざ枕&耳かき” 脚本とは逆だった「本当に新鮮で」
俳優の浜辺美波がNHKの大河ドラマ『豊臣兄弟!』(日曜午後8時)で、池松壮亮演じる藤吉郎(豊臣秀吉)の正妻・寧々役で出演している。共演する池松から受けた刺激や学び、そして“耳かき”シーンの舞台裏を聞いた。

藤吉郎の正妻・寧々を熱演
俳優の浜辺美波がNHKの大河ドラマ『豊臣兄弟!』(日曜午後8時)で、池松壮亮演じる藤吉郎(豊臣秀吉)の正妻・寧々役で出演している。共演する池松から受けた刺激や学び、そして“耳かき”シーンの舞台裏を聞いた。
仲野太賀が主人公・小一郎(豊臣秀長)を演じる本作は、豊臣兄弟の強い絆と天下統一までの軌跡を描くサクセスストーリー。浜辺演じる寧々は、気の強さと愛らしさを併せ持つキャラクターとなっている。
「自分に与えられた役を、真摯(しんし)に真っ直ぐ誠実に演じられたらいいなと思っています。視聴者の方に1年間見てもらわなくてはいけないので、寧々や藤吉郎、小一郎の家族ごと応援してもらえるような奥様になれたらいいなと思っています。ただ、寧々は史実でもとても有名な方ですし、いろんな大きなことを成した女性なので、寧々さんに恥じぬようにしっかりと務め上げたいなという責任感はしっかりと感じています」
寧々は1月4日放送の第1回から登場。藤吉郎を慕い続ける姿が印象的だが、浜辺は「池松さんが演じると、生き生きとした藤吉郎さんならではのパワーをすごく感じています。その目の奥に天下が見えてるような、そんなパワーがあります。なんて魅力的な登場人物なんだろうと、我が夫ながらに思います」と目を細めた。
そんな寧々の愛情について、「今作ではまず恋愛結婚をしているという設定なので、心の底から藤吉郎さんのことを思っていて、愛情深くそばにいて一番の味方である寧々でありたいなと考えています」と演じる上での意識を明かす。
「嫉妬を見せる姿は前半で描かれていますが、今後はその愛情のあり方、そばにいる妻として、正室としてのあり方みたいなものが、いろんな壁を越えて深くなり、変わっていくのではないかなと楽しみにしています。寧々の器がもっともっと大きくなって、大きな愛で包んでいけたらいいなと。もしかしたら最後まで嫉妬しているかもしれないですが、私もそこを楽しみに待ちたいと思います」と今後への期待を口にした。
本作における寧々と藤吉郎の仲睦まじいシーンといえば第10回、寧々が藤吉郎のひざの上に頭を預けて、耳かきをしてもらう場面だ。「脚本では、寧々が藤吉郎さんに耳かきをしているという書かれ方をしていたんです。ただ、池松さんと監督のお話し合いにより、逆の方が新鮮でいいのではないかとなりました」と現場のアイデアから変更して生まれたシーンだったと明かし、「本当に新鮮で、2人の関係値をすごく表しているような気がしました」と手応えをにじませた。

朝ドラ経験が生きた場面も
夫役の池松との共演は刺激的な日々だといい、「私自身も日々学びを得ています」と充実した表情を見せる。
「現場への向き合い方だったり、シーンの作り方であったり、たくさんの刺激をいただいています。一つのシーンを成立させるために、こういう動きがあった方がいい、こういう方向性のお芝居にした方がいいんじゃないかと提案してくださいますし、他のシーンとの対比を考えて『これぐらいの動きを取り入れたい』と監督さんと話し合われています。“何話目だから”とドラマ全体を俯瞰しながら、冷静に、誠実に、でもすごく高い熱量を持って向き合われていて、本当に素晴らしい方だなと思いました。それだけ時間を割いて考えて、お芝居をすると精神的にも体力的にも本当に疲れるはずなのに、すべてに全力で向き合われていて尊敬しています」
浜辺といえば、2023年度前期の連続テレビ小説『らんまん』で主人公・槙野万太郎(神木隆之介)を常に支えた妻・寿恵子役も印象深い。そんな朝ドラでの経験が本作でも生きているとして、「寿恵子を演じていて良かったなと思うのは、お着物の所作です。1年弱、同じお着物を着て撮影していたので、着物で長時間いても、カツラが重くても、本当に体力的に大丈夫です。ちょっとした所作も、少し期間が空いても体に染み付いているものなので、あまり不安なく演じられています」と語った。
その一方で、寧々と寿恵子の共通点について「あまり役の印象が似ない方がいいなと思っています」と明かし、「同じ人物のように見えてしまうと、見ている方にとってちょっと邪魔になってしまうと思うので、この寧々という役を純粋に楽しんでいただけるように、なるべく似て見えるようにしたくないなと思っていて」と役作りのスタンスを明かした。
今後、寧々は秀吉が関白に就任したのちは北政所(きたのまんどころ)と称され、“戦国のファーストレディ”へと昇りつめることになる。賢妻としても知られる人物だが、今後はどのように描かれていくのだろうか。
「そういう脚本が作られていたら、しっかり描かれている通りに演じていきたいです。ただ、本当にまだ政治には『せ』の字も関わっていない寧々ですので、どういうふうに描かれていくのか全く想像がつかないのですが、本当に私も楽しみにしています」
猪俣創平
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