アパレル社員から気象予報士へ…『グッド!モーニング』今井春花さん、放送20分前の緊急事態救った“度胸と素顔”
テレビ朝日系『グッド!モーニング』(月~金曜午前4時55分、土曜午前6時、日曜午前5時50分 ※一部地域を除く)でお天気キャスターを務める気象予報士の今井春花(いまい・さくら)さん。明るく元気でさわやかな笑顔でお茶の間の人気を得ている。雑誌のグラビアを飾るなどさまざまなメディアから注目され、今後ますます人気が高まりそうだが、気象予報士の顔だけでなくプライベートにも迫ってみた。すると笑顔満開の素顔だった。

テレビ朝日『グッド!モーニング』で活躍の気象予報士
テレビ朝日系『グッド!モーニング』(月~金曜午前4時55分、土曜午前6時、日曜午前5時50分 ※一部地域を除く)でお天気キャスターを務める気象予報士の今井春花(いまい・さくら)さん。明るく元気でさわやかな笑顔でお茶の間の人気を得ている。雑誌のグラビアを飾るなどさまざまなメディアから注目され、今後ますます人気が高まりそうだが、気象予報士の顔だけでなくプライベートにも迫ってみた。すると笑顔満開の素顔だった。(取材・文=中野由喜)
天気予報が生活に密着した大切な情報と痛感し、アパレル関連会社を辞めて気象予報士を目指した。難関の試験。無職の状態が続くかも……なぜすぐ退職したのか。
「理由が2つあります。一つは私、二つのことを同時にできないんです。仕事をしながら勉強は無理だと思いました。もう一つは、これからどうするかを考えるのが苦手。今を大切に生きるタイプなんです(笑)。もし明日死ぬとなった時、気象予報士を目指している自分の方が、走馬灯がかっこよく映りそうと思いました(笑)。悔いのない生き方をしたいんです」
『グッド!モーニング』では明るい笑顔が印象的。心がけていることも尋ねた。
「ただ元気にと思っているわけではなく、天気予報を通じて、見てくださる方のその日の生活が少しでも良くなったらいいなという思いを込めながら伝えています。そのためにどんな天気でも前向きな気持ちで伝えようと思っています」
テレビ同様に明るくさわやか、しっかりした印象。話していると愛らしさも感じる。ここで素顔を知るため、学生時代の様子を聞くと懐かしそうに振り返った。
「中学時代にミュージカル部に所属し、高校までずっとやっていました。踊ることと歌うことも好きでしたので、その2つが同時にできるのがうれしくて。学園祭がメインステージで、みんなでそこに向かっていくのがすごく楽しかったです。私はどちらかと言うと引っ張るタイプではなく助けてもらう感じだったかと思います」
3人きょうだいの長女。しっかりタイプだったのだろうか。
「ではないですね(笑)。家でも全然、長女っぽくないです。妹に助けてもらっています。友人にも長女に見えないとよく言われます。性格的には明るく能天気という感じでしょうか(笑)」
とは言うものの、実際は猪突猛進、勇猛邁進の人なのではないか。そう思わせる過去があった。
「牛乳を飲むのが苦手で、克服するために大学時代に北海道に酪農修行に行きました。高校時代には家族で京都旅行に行った際、どうしても延暦寺に行きたくて、家族に1日単独行動にしてほしいと頼んで一人で行きました。常にいろんな興味のアンテナが立ち、気になったら絶対にやりたいんです。度胸はあると思います。『グッド!モーニング』のスタッフの方にも度胸があると言われました」
番組で何があったのか。
「出演予定の気象予報士の方が出られなくなり、放送20分前、急きょ代わりに出演したことがあります。メイクも衣装も着ていない状態でしたが、5分で準備して現場に5分前に到着し、天気予報を伝えました。うまくできませんでしたけど、元気に最後までやりとげた時、『度胸あるね』と言っていただいたんです」
番組公式サイトのプロフィールに「迷った時は占いかルーレットで決める」とある。こちらも度胸を感じる。
「後悔とか、あの日に戻りたいと思ったことはありません。その瞬間、自分が下した決断は、その瞬間ではベストと考えています。占いやルーレットについてはどっちに転がってもいいと思って生きています(笑)」
度胸満点、たくましささえ感じる。ここで名前についても聞いてみた。春花と書いてさくらと読むのは珍しい。
「名前の由来は私が生まれた日、病院の窓から見える桜の木が満開だったからです。父がつけてくれた名前ですが、この漢字は父の名前がとてもシンプルなので、ちょっと特殊にしたかったのだと思います。私は気に入っています」

圧倒的な行動力…休日は日帰りで新潟・名古屋へ
休日の様子も尋ねてみた。
「休日はどこかに行けないかな、といつも考えています。長期休暇を頂いた時は友人と交代で運転しながら2泊3日で九州全県制覇したこともあります。総距離は900キロぐらいだったでしょうか。普段のお休みでも日帰りで新潟や長野、名古屋にドライブに行ったりします。趣味の神社巡りや浜松に餃子を食べに行ったり」
度胸だけでなく体力もすごい。
「以前、手相をみてもらったら『生命線が二重になっています。かなり体力があります』と言われました(笑)。子どもの頃の通知表にも元気だけはありますと書かれていました」
神社巡りが好きでパワーをもらっていると聞いたことがある。元気の秘けつか。
「パワーやご利益が欲しいというより建物自体に興味があるんです。誰が造ってどんな人たちがお祈りしていたのかとか、昔から長い時を経て今も続いているものが好きなんです。その時の流れに思いをはせる。だから世界遺産も好きですし、高校時代は日本史の試験で満点をとったこともあります」
では元気で明るい笑顔の秘けつは何だろう。
「いつも思っていることがあります。自分の周りの人に笑顔になってほしいと。だから面白いことも言いたいし、楽しいこともしたい。知らないうちに周りの人を笑顔にするには私自身が笑顔でいなければ、と思っているんですかね。笑ってほしいと思うと自然と自分も笑顔になるんですかね(笑)」
“周りの人を笑顔に”の思いが自然に自身も笑顔に。そうした生き方になるきっかけはあったのか。
「昔からこうなので。本当に日々が楽しいのだと思います。新しいことが好きで、昨日と同じ天気でも今日は違う言い方にしようと思って伝えていて、それも楽しいです」
最後に将来のありたい姿や目標を聞いてみた。
「日本で一番元気に天気を伝える気象予報士になりたいです(笑)。もちろんシビアな天気の時はしっかり内容を伝え、明るい天気の時は元気に。中継の時に伝えている人が楽しそうでなければ行きたいと思わないじゃないですか。そこに行きたいと思っていただけるようにその場所の魅力が120%伝わるように元気に伝えたいと思っています」
すでに目標を達成していると思えるが「元気で大きな声がとりえ。スタッフの音声さんに『声が大き過ぎるからマイクのボリューム下げちゃったよ~』と言われたこともあります(笑)」と笑った。
将来ドラマやバラエティー番組などエンターテインメントの世界に進出する意向はどうだろう。
「いろんなことに挑戦したいですし、お話を頂けたら前向きにと思います。そこで私を知っていただけて、お天気を見てもらえるようになればうれしいですから。10年後、20年後の気象がどうなっているか想像できませんが、今とは変わっていると思うんです。すごく気になります。その時、最前線で天気予報を伝えていたい。だから生涯気象予報士でいたいと思っています」
□今井春花(いまい・さくら) 1999年3月30日埼玉県出身。立教大卒業後、アパレル会社に就職し群馬県に配属。子供の頃から好きだった天気予報が仕事にも生活にも役立つと実感し、気象予報士試験に挑戦して1回で合格。2022年10月に気象予報士登録。23年からテレビ朝日『グッド!モーニング』に出演。現在は月、火、金、土、日を担当。趣味は星を眺めること。羊をめでること。乳しぼり。資格は世界遺産検定マスターと防災士。好きな食べ物はレモンや梅干しなど酸っぱい物。
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