愛妻家の佐藤二朗、“もしも”質問に狼狽「佐藤家に波乱が起きたらどうするんですか」

「第49回日本アカデミー賞」など今年度の主要映画賞で助演男優賞を総なめにした俳優・佐藤二朗が、14日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『夫婦別姓刑事』(火曜午後9時)で満を持して民放ゴールデンプライム帯(午後7~11時)で初めて主演を務める。ダブル主演は、同局系連続ドラマ初主演でクールな美貌と確かな演技力で活躍する橋本愛。初共演となる2人が、クランクインを前に囲み取材に参加し、作品への意気込みや互いの印象などを語った。

初共演で夫婦役を演じる佐藤二朗と橋本愛【写真:(C)フジテレビ】
初共演で夫婦役を演じる佐藤二朗と橋本愛【写真:(C)フジテレビ】

コメディーと考察要素が交錯するミステリードラマ

「第49回日本アカデミー賞」など今年度の主要映画賞で助演男優賞を総なめにした俳優・佐藤二朗が、14日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『夫婦別姓刑事』(火曜午後9時)で満を持して民放ゴールデンプライム帯(午後7~11時)で初めて主演を務める。ダブル主演は、同局系連続ドラマ初主演でクールな美貌と確かな演技力で活躍する橋本愛。初共演となる2人が、クランクインを前に囲み取材に参加し、作品への意気込みや互いの印象などを語った。

 本作は、東京・沼袋警察署を舞台に、緻密な謎と登場人物の感情が絡み合うコメディーと考察要素が交錯するミステリードラマで、佐藤は刑事・四方田誠を、刑事役に初挑戦の橋本がバディを組む鈴木明日香を演じる。大小さまざまな事件を抜群のコンビネーションで解決していく2人だが、実は夫婦であることを周囲に隠し、別姓のままバディを組む“夫婦別姓刑事”だ。

企画・原案は放送作家の秋元康氏、脚本家・矢島弘一氏の脚本によるオリジナル作品。サービス精神旺盛な佐藤は、秋元氏からスタッフへ唯一のオーダーが「佐藤二朗をかっこ良く見せてほしい」だと明かし、「スタッフはみんな、『どうしようかな』とどんよりしていました(苦笑)。一番『どうしようかな』と思ったのは僕ですけど、未だにその答えは見つかっておりません。あとは野となれ山となれ、です……冗談ですけど」と、冒頭から場を盛り上げた。

 そんな佐藤を橋本は、「かっこいい」と断言。取材前の台本の読み合わせで見せた、佐藤の“座長”としての姿が印象的だったようで、「すごく安心感を覚えました」と絶賛した。

「ものすごくいろんなアイディアを提案してくださって。私自身は、相手の声を聞いてから“現場でこうしようかな”と思い浮かべる感じで臨んだのですが、佐藤さんの声を聞いた瞬間、そこがもうそのシーンの空間になったというか、背景が見えた感じがして。どう動くのか、どんな表情なのか、豊かなものが伝わってきました。そんなふうに、みんなを導いてくださるから、ありがたかったです」

企画・秋元康氏から「佐藤二朗をかっこ良く見せてほしい」のオーダー【写真:(C)フジテレビ】
企画・秋元康氏から「佐藤二朗をかっこ良く見せてほしい」のオーダー【写真:(C)フジテレビ】

「俳優としての垢がついてない」橋本愛の魅力

 秋元氏が望んでいる通り、四方田のキャラクターについても橋本は「パートナーに振り回されることに対して変なプライドがないのが、すごく素敵だと思いました。亡くなった奥さんに対しての思いもありながら、子どもや新しいパートナーの明日香に対しても、誠実に、真摯に向き合う姿が印象的です」と説明。妻役として“夫の魅力”を語った。

 そんなベタ褒めに照れる佐藤は「いくつになってもやっぱり褒められるっていうのは、いいね。もうずっと聞いてたいよ」と笑顔を見せ、初共演の橋本を「いろんな作品を拝見していますけど、俳優としての垢がついてない。選ばれし人」と役者としての魅力を分析。

 演じる役柄についても「明日香は、いろいろ痛みのある過去があったりするんだけど、人間として、ちゃんとした魂を持っている人。役柄への理解や話を聞いていても、橋本さんは明日香のイメージにぴったりで、役作りを深めなくても自然体で演じられるなと思いますね」と話した。正義感と優しさを兼ね備えた明日香役にぴったりと印象を話し、早くも“夫婦”の絆を感じさせた。

「すぐ『お母さん(妻)、お母さん!』って探しちゃう」

 本作で2人は、夫婦であることを隠しつつも公私共にパートナーで、職場でも家庭でも一緒にいる設定だ。もしリアルに夫婦で“ずっと一緒にいる”としたら、どう感じ、束の間の1人時間は何をする? という質問では、一部対照的な答えが出る場面も。

 佐藤は「その質問は、佐藤家だけでは読めないようにできるのか!?」「佐藤家に波乱が起きたらどうするんですか」とここでも笑いを取りながら、まじめに返答する。自身のXで妻への思いを投稿し、愛妻家で知られるだけに、「早く帰って家で晩酌したい」とキッパリ。愛する妻のいる家が何よりの時間なようで、「こんな図体ですけど、寂しがり屋、寂しいんぼうです(笑)。それゆえ、すぐ『お母さん(妻)、お母さん!』って探しちゃうんで、1人時間はそんなにいらないですね」と明かした。

 橋本は「お互いが自立した人間同士であれば、四六時中一緒でも、きっと大丈夫じゃないでしょうか?」とスマートに回答。ただ、「1人の時間がすごく好き。中空き(撮影の進行上の空き時間)があると、うれしいですね」と笑顔を見せ、その時間を満喫しているという。

「ずっと楽屋でアニメやドラマ、映画を配信で観たりします。あと私は、セリフを当日か前日にしか覚えられなくて、中空きがあると『その後のシーンのセリフ覚えられるな』とか、場所によっては近くの公園やカフェに行くとか……。割と息抜きが必要というか、根をつめるとショートしちゃうので、休みがあると助かるタイプですね」

橋本は初の刑事役に挑戦「やれることは全部やりたい」【写真:(C)フジテレビ】
橋本は初の刑事役に挑戦「やれることは全部やりたい」【写真:(C)フジテレビ】

豪華なゲスト出演者も魅力

 現在56歳の佐藤には、今作で橋本以外にも心強い存在がいる。亡くなった妻役の清水美砂(55)、2人の上司の署長・井伏幸吉役で2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも共演した坂東彌十郎(69)らだ。近年は最年長となる現場が多いだけに同年代や年上の共演者がいるのは貴重とし、「こんなおっさんに甘えられても嫌でしょうけど、甘えられてうれしい(笑)」と、楽しみでならないようだ。

 橋本も、幅広い年代の出演者がいることは作品の魅力の一つとし、その上「個人的にすごくお会いしたいなって思っていた、好きなアーティストさんも出演されるので、かなり楽しみです」と豪華ゲストも注目ポイントとアピールした。

 さらに、橋本には作品全体を通じての楽しみも。意外にも「刑事役は初めて」とし、「衣装合わせの時に『え、銃って持たせてもらえるんですか?』って、いろいろとやりたいことがいっぱいあって(笑)。アクションシーンとか、手錠とかも、やれることは全部やりたいと思っているんです」とワクワクした表情を見せた。

 ユニークな夫婦が事件を解決していく本作。見どころを聞かれると、佐藤は「『コメディーの仮面をかぶった考察系ミステリー』というふうに、ネットニュースに書いてありました(笑)」とぶっちゃけて、最後まで取材陣を笑わせた。

 春の到来と共に誕生する、“かっこいい”佐藤と刑事役を楽しむ橋本のバディ。2人が見せる、夫婦である秘密を隠しながら、犯人を追いつめていく新たな刑事ドラマに期待したい。

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