共に芸歴20年超 畑芽育&志田未来が“感覚派”で共鳴「作り込んで現場に行くタイプではない」
俳優の畑芽育と志田未来が、4月12日スタートのABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『エラー』(日曜午後10時15分)でダブル主演を務める。作品は罪悪感と友情の間で揺れ動く女性2人に焦点を当てたヒューマンサスペンスで、畑と志田はドラマ初共演。ともに子役出身で20年以上のキャリアを誇る実力派コンビの“競演”は話題となりそうだ。ENCOUNTは2人にインタビューし、互いの印象や作品への覚悟、現場エピソードなどについて聞いた。

ドラマ『エラー』で初共演
俳優の畑芽育と志田未来が、4月12日スタートのABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『エラー』(日曜午後10時15分)でダブル主演を務める。作品は罪悪感と友情の間で揺れ動く女性2人に焦点を当てたヒューマンサスペンスで、畑と志田はドラマ初共演。ともに子役出身で20年以上のキャリアを誇る実力派コンビの“競演”は話題となりそうだ。ENCOUNTは2人にインタビューし、互いの印象や作品への覚悟、現場エピソードなどについて聞いた。(取材・文=大宮高史)
本作は、脚本家・弥重早希子氏によるオリジナル作品で、ある女性を死なせてしまった中田ユメ(畑)と、女性の娘・大迫未央(志田)が真実を知らないまま友情を育んでいく物語。嘘を重ねた上に友情を築くユメ、母を失い絶望に立つ未央……“償い”と“赦(ゆる)し”という深いテーマを2人がどう表現するか注目される。畑は地上波ゴールデン・プライム帯(午後7時~午後11時)初主演となり、志田は1月期に続き、連ドラ主演は連投となる。
――今回、ドラマでは待望の初共演となりますが、お互いの素顔に触れた印象はいかがですか。
畑「志田さんと初めてお会いしたのは、2年前のラジオでした。第1印象は『あ、背丈が一緒だ!』と(笑)。小さい頃からずっと作品を拝見してきた方なので、当日は『何をしゃべればいいんだろう』と緊張しっぱなしでした。でも、お会いすると無邪気に笑ってくださる方で。今でも『芽育ちゃん』って呼んでいただくたびに、心の中でキュンとしています」
志田「私の方も、ラジオでいきなり2人きりということで、実はすごくドキドキしていたんです。でも芽育ちゃんが飾らない明るさでどんどん引っ張ってくれました。どっしり構えて話してくれて、楽しんで話せたのを覚えています。芽育ちゃんはお芝居になるとはつらつとしていて、同年代の女性を演じる時は特にいきいきしているなと思います。今作は私自身も新しい発見がたくさんありそうです」
――劇中のユメと未央のキャラクター、そして2人の関係性をどう見ていますか。
畑「ユメは生きるのがどこか下手で、普通の生活を送るだけでもなぜか不器用さがにじみ出てしまうような女性です。個人的に、今までは見てくださる方に対して『こういう感情になってほしい』と狙ってお芝居をすることが多かったのですが、今回はどんな反応が来るのか、私自身も全く想像がつきません。とにかく彼女の心の機微を繊細に演じようと、一つひとつのシーンに挑戦するような気持ちでいます」
志田「台本を読むと、未央は意外と素直で明るいところもあるなと思いました。間違えないように生きたい性格の人なんですが、しっかりしたおとなしい人ではないんです。ユメと未央は、お互いに足りない部分があるからこそ惹かれ合う関係なんだと思います。突然母を失った寂しさや行き場のない思いを、ユメが埋めてくれます。だから彼女の前でだけは無理をせずに、自分のすべてをさらけ出して素直でいられるんだと感じています。そんな未央の素顔に注目してほしいです」

「感覚派」で共鳴
――畑さんも志田さんも子役時代から活躍しています。役者としてのスタイルの部分で、共鳴するものはありますか。
畑「私はあまり作り込んで現場に行くタイプではなくて、間違いなく感覚派ですね。以前、別の現場で監督から『感覚派すぎるよ』と指摘されたこともあります(笑)。頭であらかじめ用意したプランに縛られるのではなく、現場で相手から受け取ったものに対して、その瞬間にしか生まれない反応でお芝居をしていきたいです」
志田「私もお芝居をガチガチに固めて現場に行くことはあまりないので、芽育ちゃんの感覚に近いかもしれません。場所や空気のテンションに身を委ねることで、お芝居って自然に変わっていきます。私もどちらかと言えば、感覚で動いている部分が大きいなと感じています」
畑「一緒でうれしいです。だから理屈ではなく現場で感じたひらめきを信じていたいですね」
――撮影現場ではどのような空気作りをしていきたいですか。
畑「監督からは『自然な、生っぽいテイストで』というリクエストをいただいているので、志田さんとのセッションを大切にしたいです。皆で最高の気分でお芝居ができるような、スムーズで楽しい現場作りをしたいですね」
志田「今の時点で、もう芽育ちゃんにはすごく楽しませてもらっていますし、場をいつも盛り上げてくれています。彼女の明るさには安心感しかないので、私が芽育ちゃんについていこうと思っています(笑)。自分が引っ張るというよりは、皆で俳優部の一員として、スタッフさんと一緒に作っていくような気持ちでいます」
――最後に、作品のアピールポイントを教えてください。
志田「このドラマは『許すことの難しさ』も描いていると思います。人ってそう簡単に変われないよね、という部分も含めて、この作品を通して皆さんに問いかけていきたいです。見ている方に『この人たちは本当にここに生きているんだ』と生々しく感じてもらえるようなドラマにしたいですね」
畑「ユメと未央には、まるで磁石のように強く惹かれ合う不思議な縁を感じました。2人の間に生まれるその瞬間の空気感を、大切にすくい上げていきたいです。サスペンス要素があり、ハラハラする場面も多いですが、その中でも2人の砕けた表情や何気ない会話に、心が和らぐ瞬間がきっとあります。強いところも弱いところも描かれた人間模様を、ぜひ受け取っていただきたいと思います」
□畑芽育(はた・めい)2002年4月10日生まれ、東京都出身。1歳からモデルとして芸能活動を開始し、子役時代も多くの映像作品に出演。その後もドラマや映画などで活躍し、23年に日本テレビ系『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』で地上波連ドラ初主演を果たす。24年公開の『うちの弟どもがすみません』で映画初主演を飾った。25年は映画『君がトクベツ』『事故物件ゾク 怖い間取り』などに出演。26年は4月10日公開の劇場アニメ『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』で声優に初挑戦し、女性巡査・舘沖みなとの声を担当する。
□志田未来(しだ・みらい)1993年5月10日、神奈川県出身。2000年に6歳で芸能界入り。05年、日本テレビ系『女王の教室』に生徒役で登場し、連ドラ初レギュラーに。翌06年の日本テレビ系『14才の母~愛するために 生まれてきた~』に13歳で連ドラ初主演を果たした。08年の映画『誰も守ってくれない』で第33回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。10年のアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』では声優に初挑戦し主人公・アリエッティの声を担当した。その後もドラマや映画など多数の話題作に出演している。
ドラマ『エラー』
4月12日スタート
ABCテレビ・テレビ朝日系
毎週日曜午後10時15分
※放送終了後、TVerで見逃し配信
※U-NEXT、Prime Videoで全話配信
クレジット
スタイリスト:椎名倉平
ヘアメイク 畑芽育:菅長ふみ(Suganaga Fumi)、志田未来:亀田雅
衣装協力:yae
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