新田真剣佑、ワンピカード大会に変装なしで飛び入り 借りたデッキで準優勝「みんな喜んでくれて」
世界的人気漫画の実写版、Netflixシリーズ『ONE PIECE』のシーズン2が3月10日から世界同時独占配信されている。このほど、主人公モンキー・D・ルフィ役のイニャキ・ゴドイと、現在米国を拠点に活動するロロノア・ゾロ役の新田真剣佑にインタビュー。終始和やかな雰囲気の中、言葉を紡ぐ2人からは、“ONE PIECE愛”がにじみ出ていた。

実写シーズン2で肉体強化「かなり大きく」…ルフィ役イニャキ・ゴドイと2Sインタビュー
世界的人気漫画の実写版、Netflixシリーズ『ONE PIECE』のシーズン2が3月10日から世界同時独占配信されている。このほど、主人公モンキー・D・ルフィ役のイニャキ・ゴドイと、現在米国を拠点に活動するロロノア・ゾロ役の新田真剣佑にインタビュー。終始和やかな雰囲気の中、言葉を紡ぐ2人からは、“ONE PIECE愛”がにじみ出ていた。(取材・文=猪俣創平)
漫画家・尾田栄一郎氏による原作漫画『ONE PIECE』を実写ドラマ化した本作。シーズン2「INTO THE GRAND LINE」では、ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が「偉大なる航路(グランドライン)」へと船を進め、新たな仲間との出会いが描かれる。シーズン1に引き続き、イニャキと新田のほか、ナミ役のエミリー・ラッド、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ、サンジ役のタズ・スカイラーも続投している。
シーズン2では、アクションシーンが大幅にスケールアップした。イニャキは「麦わらの一味全員がいろんなアクションに挑戦して見せ場があります」と切り出し、「例えば、1話は完全にウソップのバトルに費やしているエピソードですし、非常に勇敢に戦っています。サンジに関してもアクションがぐっと増えています」と語る。
さらに「真剣佑は100人斬りのシーンもあって、ナミもバロックワークスのミス・ウェンズデーと戦うシーンも見どころです。シーズン1とまた違ったアクションを見ていただけると思います」とアピール。続けて「今回のシーズンはルフィだけではなく、他のキャラクターがアクションを見せる場面が多かったと思っています」とシーズン2の特徴を強調した。
イニャキが明かした通り、劇中でひと際存在感を放つのが、新田演じるゾロの“100人斬り”だ。グランドラインの最初の七島の一つ・サボテン島にある町「ウイスキーピーク」で繰り広げられる大立ち回りは、原作でも屈指の人気を誇る名シーンとして知られている。
実写化にあたり、新田は「今回、日本のアクションチームに来てもらいました。“100人斬り”という名前の通り、100人を必ず斬らなければいけないというミッションがあったので、殺陣師でスタントコーディネーターの川本耕史さんと一緒に作り上げていきました」と舞台裏を明かした。
また、撮影現場を訪れた原作者・尾田氏からは「首を太くして」とアドバイスも受けたと告白。だが、「首のトレーニングはしていないです」と笑いつつも、「かなりのバルクアップをしたのは僕だけじゃないかな。イニャキとも毎日ジムで一緒にトレーニングしていました」と語るなど、肉体面での進化にも自信をのぞかせた。
シーズン2を迎え、2人は役への向き合い方にも変化があった。イニャキはルフィというキャラクターの本質に新たな気づきを得たようで、次のように語った。
「ルフィは共感できる人ではなく、周りに影響を与えていくキャラクターだと思うんですよね。だから、見ている人に行動原理を理解してもらわなくていいんだと、人にインスピレーションを与えるような存在になればいいんだと今回気づきました」

「これ初出しですよ!」と貴重エピソードも披露
そして、「役作りでは漫画を参考資料として非常に大事に使いました。気に入ったコマがあったら、ショーランナー(制作責任者)のところに行って、動きやアクションなど『これやりたいんだ』って相談していました」と原作へのリスペクトを示した。
一方、新田は「シーズン2なので、自分たちが役を理解した上で新たな挑戦をしました。普段、ゾロが絶対に表現しない感情や表情を出す場面もあるかもしれません。新しいことへのチャレンジは、オリジナルシーンということもあってすごく楽しかったですし、実写じゃなきゃ見られないようなシーンもできました」と手応えをにじませた。
インタビュー終盤には、新田の“素顔”が垣間見えるエピソードも飛び出した。「ONE PIECEカードゲーム」の大ファンとして知られる新田は来日直前、米ロサンゼルスでの大会に参加したといい、「開催されると聞いて、『よし、行こう!』と思ったんですけど、ちょうど自分のデッキを持っていなくて……。アメリカに帰った時、一緒に遊んでいる高校の友達に頼んで、デッキを借りて出たら……準優勝できました」とキリっとした“ドヤ顔”で答えた。
ちなみに会場では変装なしで参戦し、「行った瞬間、バレました」とケロリ。気にも留めないようで、「決勝まで上がったことをみんな喜んでくれて、『ちゃんとONE PIECEカードもやっているんだね』と言ってもらえました(笑)」と振り返った。
また、記者だけに、とっておきのエピソードも披露。「撮影チームにカードを勧めているんですけど、あんまりやりたがらないので。あっ! でも、これ初出しですよ! どの媒体にも言ってないです」と声を弾ませながら、「シーズン3の撮影で南アフリカに戻ったら、ポートガス・D・エース役の子(ショロ・マリデュエニャ)に教えるんですよ!」とうれしそうに明かした。
「現場に帰ったら『ONE PIECEカード』を教える約束をしてきました。カードを持っていくのはうーん……まあ大変かもしれないですけど、『ONE PIECEカード』やりたいから大丈夫です」と目を輝かせて、少年のような無邪気さをのぞかせた。
シーズン2でさらにスケールアップし、世界中で熱狂を巻き起こしている本作。すでにシーズン3の制作も決定しており、イニャキと新田は、世界的な高評価を追い風に、新たな航海へ突き進む。
□イニャキ・ゴドイ 2003年8月25日、メキシコ出身。5歳からミュージカル演劇学校で学び、子役としてメキシコのスペイン語番組に出演。米国のスペイン語チャンネル・テレムンドの連続ドラマシリーズ『La querida del Centauro』で主要キャストに抜てきされる。20年公開の映画『Go Youth!』で初主演を務めると、21年にNetflixシリーズ『そしてサラは殺された』、22年には初の英語作品となるNetflixシリーズ『インパーフェクト』に出演。オーディションを経てNetflixシリーズ『ONE PIECE』シリーズのモンキー・D・ルフィ役を勝ち取った。
□新田真剣佑(あらた・まっけんゆう)1996年11月16日、アメリカ・ロサンゼルス出身。2014年から日本で芸能活動を始めると、16年の映画『ちはやふる -上の句-』で「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞受賞。その後、映画『OVER DRIVE』(18年)で主役を務め、21年に『ブレイブ -群青戦記-』で映画単独初主演。同年に拠点を米国に移すと、米映画『聖闘士星矢 The Beginning』(23年)では主人公の星矢役を演じた。父はハリウッドでも活躍したアクションスターの千葉真一さん(故人)、弟は俳優の眞栄田郷敦。
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