打ち切り?不完全燃焼で終わったアニメ3選 「子どもに見せたくない」の声があがった作品も
これまで数多くのアニメが放送されてきたが、なかには物語を最後まで描くことなく中途半端な展開で放送が終了した作品もある。なかでも視聴者が困惑するような、不完全燃焼な最終回だったアニメ作品を振り返ろう。

物語の急展開は大人の事情?
これまで数多くのアニメが放送されてきたが、なかには物語を最後まで描くことなく中途半端な展開で放送が終了した作品もある。なかでも視聴者が困惑するような、不完全燃焼な最終回だったアニメ作品を振り返ろう。
まずは1985年から91年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載された『魁!!男塾』(作:宮下あきら)だ。同作は88年にテレビアニメ化し全34話が放送された。アニメでは原作漫画と異なり、後半から唐突すぎる展開となっていた。
同作は教育機関“男塾”を舞台に、不良生徒たちが先輩や、他校からの刺客と死闘を繰り広げる物語だ。主人公・剣桃太郎をはじめとする登場キャラの激しい戦闘が見どころだったが、終盤に描かれる3年に1度の格闘行事“大威震八連制覇(だいいしんぱーれんせいは)編”が開催されると、31話以降はバトルのほとんどがダイジェストで描かれ大幅に割愛されてしまった。
真実は定かではないが、作中で描かれた過激な描写によってPTAなどからクレームが多数入り、テレビアニメが早期終了となったとファンの間では考えられている。肝心の最終回も総集編のような内容で、視聴者からは「回想シーンなどが多くなり、終始かけ足だったのも残念」「最後はとても呆気なかった」といった声があがっている。
『魁!!男塾』と同じくジャンプ作品であり、ギャグ作品として人気の高かった『ボボボーボ・ボーボボ』(作:澤井啓夫)も、アニメは不思議な終わり方をしている。同作は、2001年から07年まで週刊少年ジャンプにて連載され、03年にアニメ化している。
人類を丸刈りにすることを企む毛狩り隊と、鼻毛真拳の使い手である主人公のボボボーボ・ボーボボとその仲間たちの戦いを描いたギャグバトル作品である同作は、作中数多くのシュールなギャグや不条理な展開が描かれた。
多くのファンを生んだ作品だったが、日本PTA全国協議会が実施したテレビ番組に関する小中学生と親の意識調査では“子どもに見せたくない番組”のTOP10に04年、05年とランクインしてしまい、保護者層には刺さらなかったようだ。これが原因となってか、原作でいうと闇皇帝編直前のエピソードまでで放送終了となり、最終回は視聴者のみならずボーボボやビュティなどのキャラたちも「こんなところで終わるの?」と困惑している様子が放送された。
ネット上では本作について「大人の事情で放送が終わったの悲しすぎる」「特に過激なシーンなどがないのになぜ?」と戸惑う人も多く、いまだアニメでの復活を望む人も多い。
また1995年から2002年まで「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された『烈火の炎』(作:安西信行)も中途半端なところで最終回を迎えたアニメとして忘れられない。同作は1997年にアニメ化し、主人公の花菱烈火がヒロインであり治癒の力を持つ佐古下柳を守るために、彼女を狙うさまざまな敵と戦うストーリーだ。
原作漫画が連載中のなかでのアニメ放送となったため、アニメオリジナルの展開が各所に盛り込まれ、原作と内容が異なる部分が多かったことも有名だ。また作品の折り返し地点ともいえる裏武道殺陣編の完結までの内容でアニメ放送は終了しており、物語としても不完全燃焼に終わる結果となっている。唐突な終わりに“打ち切り説”などの噂も出回ったが、真相は分かっていない。
原作漫画はサンデー屈指の名作としてファンも多く、「最後まで描いたやつが見たい」「話題性もあるし期待」といった意見がネット上であがっているようだ。
毎週楽しみにしているアニメが、さまざまな事情によって急展開なストーリーとなり終了してしまうことはしばしば起こる。このような“中途半端な最終回を迎えたアニメ”はぜひ再アニメ化してすべてのストーリーを描き切ってほしいところだ。
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