亀梨和也、“令和の平次”に NHKスペシャル時代劇『銭形平次』2026年夏放送

俳優の亀梨和也が主演を務めるNHKスペシャル時代劇『銭形平次』(89分・全1回)が2026年夏に放送されることが14日、発表された。

主演を務める亀梨和也【写真:(C)NHK】
主演を務める亀梨和也【写真:(C)NHK】

BS8Kでは23日に先行放送

 俳優の亀梨和也が主演を務めるNHKスペシャル時代劇『銭形平次』(89分・全1回)が2026年夏に放送されることが14日、発表された。

 映画やドラマで数々の名作が作られ、いまだ人気の衰えない野村胡堂の傑作時代劇『銭形平次』が、NHKと東映のタッグによってリブートされる。主演には、土曜ドラマ『正義の天秤』以来のNHKドラマ主演となる亀梨を迎え、スタイリッシュでアクティブ、そしてポップな“令和の平次”が描かれる。本編はNHK総合にて放送されるほか、NHK ONE(新 NHKプラス)での同時・見逃し配信を予定。また、BS8Kでは3月23日午後5時00分から午後6時29分まで先行放送される。

 時は江戸・文化文政時代。町人文化が花開いた寛政時代を経て、世は享楽的で退廃的な様相を呈していた。そんな中、並外れた身体能力と頭脳で「捕り物の天才」と言われた平次が江戸をにぎわせていた。今回のスペシャルでは、一介の“岡っ引き”だった平次が、その名を江戸中に響かせるに至ったある大事件を描く。脚本は山岡潤平氏、音楽は井筒昭雄氏、演出は豊島圭介氏が務める。

 物語は、神社の境内で男の死体が発見されるところから始まる。死体の懐には建物の図面のような紙切れがあり、平次は捜査を開始。同僚の岡っ引き・万七が物取りの犯行と早合点する中、平次は強い不信感を抱く。南町奉行所の筆頭与力・笹野新三郎から協力依頼を受けた平次は、事件の裏にある大きな陰謀に立ち向かっていく。時を同じくして、江戸では旅一座の看板女芸人・つばめが評判を呼んでいた。平次と八五郎、お静も一座を見に行くが、平次は「つばめの目は寂しい」とつぶやく。やがて二つの事件が複雑に絡み合い、更なる殺人事件へと発展していく。

亀梨和也「まさか自分が…」

 出演者やスタッフのコメントは下記の通り。

○亀梨和也
「子どもの頃、テレビで見ていた作品にまさか自分が出演させていただける日が来るとは思ってもいませんでした。錚々たる大先輩方が演じられてきた『銭形平次』。最初にお話をいただいた時は、うれしさと同時に大きなプレッシャーも感じました。

 撮影で京都を訪れ、スタッフの皆さんが『銭形平次』という作品を大切に守り続けてきた思いに触れ、その熱意に支えていただきながら撮影に臨むことができました。この作品に関わることができたことを、心より光栄に思います。長く愛されてきた伝統を大切に受け継ぎながら、令和の時代ならではの新しい銭形平次を皆さんにお届けできたらうれしいです。ぜひ楽しみにしていてください」

○脚本:山岡潤平氏
「小学生の頃、両親が共働きだったので、祖父母の家でよく過ごしました。禿頭に襟足を田舎のヤンキー子どものように伸ばしクルリンと巻いていた祖父と、アロエに絶対的な信頼を置く祖母が時代劇好きだったので、夕方になると人気時代劇の再放送を必ず観ていました。なので僕もよく隣で一緒に観ていました。その中で『かっこいいな』と思ったヒーローが2人いました。その一人が、銭形平次です。必殺技が“飛び道具”というのが子どもにとっては最高で、真似をして五円玉をよく投げていました。

 あれから30年以上が経ち、まさかその銭形平次をリブートさせていただけるとは、まさかもう一人のヒーローがサンバを踊っているとは、思いもしませんでした。そんな郷愁にも浸りつつ、30年の思いを込めて、最高のものを書きました。天国のじいちゃん、ばあちゃん、観てやー!!」

○音楽:井筒昭雄氏
「豊島監督と『いつかこんな音楽を』と話していた曲想があり、今回はそのイメージをもとに『銭形平次』の音楽をご依頼いただきました。とてもありがたいお話で、即座にお引き受けしました。メインテーマは、繰り返されるフレーズが重なり合うことで高揚感を生み出す構造に。また江戸の活気を感じさせる楽器として、和太鼓やチャンチキなどの打楽器を取り入れました。その中から徐々に浮かび上がってくる強い意志のような音像は、平次のキャラクターにもしっくりと重なり、とても気に入っています。

 その他の楽曲でも、亀梨さん演じる平次の、飄々とした佇まいの奥にある“鋭い眼光と真実を見極める姿”を、さまざまな角度からイメージして制作しました。作品と共に、音楽も楽しんでいただけましたらうれしく思います」

○演出:豊島圭介氏
「『銭形平次をリブートする。しかも亀梨和也さんで!』プロデューサーからそう聞かされ、一気に気持ちが昂りました。

 数々の名優が受け継いできた銭形平次というキャラクターを令和の時代に生まれ変わらせるという大胆なチャレンジに挑めるのは、亀梨さんのような色気と、ユーモアと、大きな存在感、という魅力を持つ人だけだと思ったからです。完成した作品を見てもその予想は完全に的を射ていて、今まで誰も見たことのない新しい平次像が生まれていました。監督の僕としても代表作と言えるような作品ができました。とにかく、頭から最後まで無茶かっこいい銭形平次ですので、ぜひご覧ください!」

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