【DDT】ドーム進出の夢を背負う王者・上野勇希、刺客KANONを迎え撃つ29周年の頂上決戦

DDTプロレスリング(以下DDT)は22日、団体の節目となる大会「Judgement2026~旗揚げ29周年記念大会5時間スペシャル~」を東京・後楽園ホールで開催する。

3月22日に対決するKO-D無差別級王者上野勇希(左)と挑戦者KANON【写真提供:DDTプロレスリング】
3月22日に対決するKO-D無差別級王者上野勇希(左)と挑戦者KANON【写真提供:DDTプロレスリング】

3月22日に後楽園ホールで『Judgement2026」を開催

 DDTプロレスリング(以下DDT)は22日、団体の節目となる大会「Judgement2026~旗揚げ29周年記念大会5時間スペシャル~」を東京・後楽園ホールで開催する。

 DDTは1997年3月25日に東京・日比谷ラジオシティでプレ旗揚げ戦「審判~Judgement~」を実施。本格的な旗揚げへの賛否をファンに問いかけ、多くの支持を得て産声を上げた団体だ。以降、「Judgement」はという名称は3月下旬に行われる周年大会に使用され、29年目となる今大会のメインではKO-D無差別級王者の上野勇希が、KANONを相手に6度目の防衛戦に臨む。

 団体最高峰のベルトを保持する上野は、世界を舞台に活躍するKONOSUKE TAKESHITA(DDT、AEW、新日本所属)の高校の同級生で、TAKESHITAに触発されるかたちで2016年にDDTでデビュー。高校時代に器械体操で培った高い身体能力、さらにファッションモデルもこなす洗練されたビジュアルで、早くから人気を博した。また、リングを下りればサウナをこよなく愛し、21年には同じサウナ愛好家のTAKESHITAや勝俣瞬馬など、団体の未来を担う選手たちで「The37KAMIINA(サウナカミーナ)」を結成。現在も団体を代表するユニットとして活動している。

 いまやDDTの象徴的存在になりつつある上野は、23年11月12日の両国国技館大会で念願のKO-D無差別級王座初戴冠を果たしたのを皮切りに、同王座にこれまで3度君臨。25年11月3日にはDDT UNIVERSAL王者・鈴木みのるとのダブルタイトル戦を制し、史上初の2冠に輝いた。

KO-D無差別級王者の上野勇希【写真提供:DDTプロレスリング】
KO-D無差別級王者の上野勇希【写真提供:DDTプロレスリング】

「DDTのテッペンを獲る」KANONの宣戦布告と王者の覚悟

 26年1月25日の後楽園ホール大会では2本のベルトを懸け、クリス・ブルックスと佐々木大輔を迎え撃つ変則3WAYマッチ(※2本勝負)を敢行。UNIVERSALのベルトを懸けた1本目は、“策士”佐々木がクリスを仕留め、上野は無念の王座陥落。しかし、2本目は意地を見せた上野が佐々木を破り、KO-D無差別級を死守した。

 試合後には、現KO-Dタッグ王者のKANONが登場。「DDTのテッペンを獲りに来ました。俺はDDTの生え抜きじゃないけど、4年間DDTに参戦して、めちゃくちゃ日に日にDDTが大好きになっています。そんな大好きな団体のトップのベルト、欲しいじゃないですか」と、DDTへの愛をアピールすると同時に宣戦布告をしてみせた。

 対する上野は「俺はKANONがDAMNATIONでやっていた頃、いっぱいやられたことを1ミリも忘れてへん。4年間背負ってこいよ。DAMNATIONでやってきたことを全部ぶつけてこいよ」と、かつて受けた悪行を振り返りながら迎撃の構えを見せた。

 今回、KO-D無差別級王座に初挑戦を果たすKANONは、“名伯楽”TAKAみちのくにスカウトされるかたちで、19年7月にプロフェッショナルレスリングJUST TAP OUTでデビュー。同団体のトップ戦線で活躍したのち22年3月にフリーになると、自身のさらなる飛躍を求め、同世代の選手が多く所属するDDTに参戦。佐々木に誘われヒールユニット・DAMNATIONに加入するも、25年2月、突如としてユニットから追放される憂き目に遭った。

KO-D無差別王座に初挑戦するKANON【写真提供:DDTプロレスリング】
KO-D無差別王座に初挑戦するKANON【写真提供:DDTプロレスリング】

東京ドームへの夢か、新たな風景か…29周年の節目を制するのは?

 しかし、同年4月にMAOと新たなユニット「STRANGE LOVE CONNECTION」を結成し、5月にDTに正式に入団すると心機一転、シングルトーナメント「KING OF DDT 2025」で準優勝を果たす。11月にはMAOとKO-Dタッグに戴冠し、着実に結果を残してきた。そして今回のKO-D無差別級王座挑戦が決定して以降、前哨戦では持ち前のパワーで王者を追い込み、その勢いを示している。

 上野は常々、団体のトップとしてDDTの東京ドーム大会開催を公言。その“ドラマティックドリーム”実現のためにも、この29周年イヤーを王者として突っ走りたいところだが、入団1年目のKANONも団体に新たな風景をもたらすべく気合い十分。記念大会を勝利で締めくくるのは、上野とKANON、どちらになるのだろうか。見逃せない。

次のページへ (2/2) 【写真】リングで向かい合う姿
1 2
あなたの“気になる”を教えてください