磯村勇斗が主宰『しずおか映画祭』が本格始動 2026年5月に第1回を静岡市で開催

俳優の磯村勇斗が企画・プロデュースを務める『第1回しずおか映画祭』が、2026年5月23日・24日に静岡市で開催されることが21日に発表された。

『第1回しずおか映画祭』が静岡市で開催される
『第1回しずおか映画祭』が静岡市で開催される

プレ開催から1年半、静岡県内各地を巡る“旅する映画祭”として始動

 俳優の磯村勇斗が企画・プロデュースを務める『第1回しずおか映画祭』が、2026年5月23日・24日に静岡市で開催されることが21日に発表された。

 同映画祭は、24年11月に静岡・沼津市でプレ開催された「しずおか映画祭」を前身とするもの。磯村が「映画を身近に感じて欲しい」という映画への熱意と郷土への思いから発案したこの映画祭には、原田眞人監督をはじめ、沖田修一監督、のん、佐津川愛美ら静岡ゆかりの映画人が集結。北村匠海の初監督作品『世界征服やめた』など、多彩な作品が上映され、来場者から多くの支持を集めた。

 正式開催となる今回は「第1回」と銘打たれ、静岡市を舞台に開催。今後は「旅する映画祭」として静岡県内各地を巡回していく予定だという。開催初日は静岡市清水文化会館(マリナート)、2日目は静岡市内の映画館での実施を予定しており、映画上映のほか、特別企画や子ども向けワークショップなども検討されている。

 磯村はNHK連続テレビ小説『ひよっこ』や映画『ヤクザと家族 The Family』などで注目を集め、地元・静岡県沼津市出身としても知られている。今回の映画祭にあたっては、自ら主宰・プロデューサーを務め、静岡県の中心都市・静岡市を出発点に県内へと映画の息吹を広げていく構想を掲げている。

 磯村のコメントは下記の通り。

「2024年11月、私の地元・静岡県沼津市にて『しずおか映画祭』をプレ開催いたしました。多くの映画ファンの皆さま、そして地域の皆さまに支えていただき、温かな熱量の中で無事に成功を収めることができました。心より御礼申し上げます。

 そしてこのたび、その歩みを確かなものとして『第1回 しずおか映画祭』を開催いたします。今回の舞台は、静岡県の中心である静岡市。ここを出発点に、私たちは『映画の息吹』を県内各地へと紡いでいきます。『旅する映画祭』として静岡県内を巡り、映画文化の発展と、街の賑わいの再生に寄与していきたいと考えています。

 明治の初め、維新で混乱する静岡の街に活気を取り戻すため、芝居小屋が建ち並びました。やがて時代は移り、映画館が立ち並ぶ街へと発展していった歴史があります。娯楽への感度が高く、多彩な文化を受け止めてきた静岡市で、かつての賑わいを、現代のかたちで取り戻したい。地元の皆さまと手を取り合いながら、この映画祭を“この街の誇り”として育んでいきたいです。『キネマの光で街を元気づけたい』。この想いを胸に『第1回 しずおか映画祭』を開催いたします」

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