お笑い芸人のカンニング竹山が17日、ABC『これ余談なんですけど…』（水曜午後11時10分）に出演。20年以上の“キレ芸”で知られる竹山が、これまで唯一、本番後にスタッフにブチギレした話を明かした。

“キレ芸”でのブレイク当初はカンペで「キレて」とよく出されたという竹山は、NHKの仕事で東京・渋谷の会社にロケに行った際、あいさつの段階から初対面のディレクターに「きょうキレてないですね」と言われたと明かし、MCのかまいたち・濱家隆一らを驚かせた。

「普段からキレるんでしょう？」と畳みかけてくるディレクターに、「そんなことないですよ」と返しながらムスッとした竹山はロケ内容を確認。「キレてる人の気持ちがスーッと収まる設備を開発している」会社を訪問し、会議室にいる社長にブチギレるよう指示を受けたという。

　困惑しながらもキレながら部屋に入った竹山だったが、「10人の社員がみんなびっくりして。社長も『いや、違います』って（脅えて）。社長なのに、そいつ」とドン引きされたと告白。さらに、気持ちが収まる装置として照明が灯り、アロマも香ったものの気持ちは収まらず、演技でトーンダウンしたと回想した。

“キレ芸”を終えた竹山は「でもオレ、本当はイライラしてんじゃん。だから、オレ、この芸能界に何十年もいるけど、その現場だけ、終わってそのディレクターに『てめえ、ちょっとこっち来い、こらあっ！』てブチギレて、『お前、入ってこい！　いま入ってこい！　あの灯かり見て来い！』って連れてって。『見ろ、この灯かり！　あのアロマも見ろ、お前！』って」と唯一、スタッフに激ギレした詳細を打ち明けた。

　竹山は「そしたら、本当にキレてるから、その会社で『ただただ竹山が怖いヤツ』と思われた」と明かした。ぼる塾・あんりは「やだなあ」と反応し、濱家は「なかなかないっすね。体験しないですね、なかなかそれは」と引き気味に明かした。