門脇麦、劇場アニメ声優に初挑戦「念願だった」 『パリに咲くエトワール』追加キャスト発表

劇場アニメ『パリに咲くエトワール』(2026年3月13日公開、谷口悟朗監督)の本予告映像、主題歌情報が17日に解禁となった。また、追加キャストも発表され、劇場アニメ声優初挑戦となる門脇麦、角田晃広(東京03)らの出演も明らかとなった。

『パリに咲くエトワール』に出演する門脇麦、尾上松也、角田晃広、津田健次郎(左から)【写真:(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会】
『パリに咲くエトワール』に出演する門脇麦、尾上松也、角田晃広、津田健次郎(左から)【写真:(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会】

本予告映像&主題歌情報も解禁

 劇場アニメ『パリに咲くエトワール』(2026年3月13日公開、谷口悟朗監督)の本予告映像、主題歌情報が17日に解禁となった。また、追加キャストも発表され、劇場アニメ声優初挑戦となる門脇麦、角田晃広(東京03)らの出演も明らかとなった。

 本作は、1912年のパリを舞台に、画家を志す少女・フジコと、薙刀の名手でありながらバレエに憧れを抱く少女・千鶴が、異国の地で再会し、夢に向かって歩んでいく姿を描いたオリジナルアニメーション。公開された本予告映像では、ふたりの少女の出会いと、夢を追う中で直面する葛藤、そして互いに支え合いながらも未来へと進んでいく姿が、色鮮やかなパリの街並みとともに映し出されている。

 主題歌には、4人組バンド・緑黄色社会による書き下ろし楽曲『風に乗る』が決定。予告映像内で初披露された同楽曲は、さわやかで疾走感あるメロディーが印象的で、夢に向かって懸命に生きるフジコと千鶴の姿に寄り添うように流れる。

 また、本作を彩る豪華キャスト陣も新たに発表された。これまでに當真あみ(フジコ役)、嵐莉菜(千鶴役)、早乙女太一(ルスラン役)の出演が明かされていたが、今回新たに門脇、尾上松也、角田(東京03)、津田健次郎らの参加が決定。

 バレエ教師・オルガ役を務める門脇は「念願だったアニメの声優というお仕事をいただけた喜びと、私自身も13年間クラシックバレエをやっていたので、お話がバレエにまつわるお話と聞いた時、運命だと思って本当にうれしかったです」とコメントし、劇場アニメ声優初挑戦への喜びを明かしている。そのほか、フジコの叔父・若林忠役に尾上、陽気なフランス人・エンゾ役に劇場アニメ声優初挑戦となる角田、フジコを見守る矢島正一役に津田がそれぞれ決定した。

 さらに、榊原良子、大塚明夫、甲斐田裕子、藤真秀、興津和幸、小野賢章、名塚佳織、唐沢潤、村瀬歩、内山夕実、岩崎ひろし、永瀬アンナ、黒沢ともよ、矢野妃菜喜、生天目仁美ら、多数の実力派声優陣の出演も発表され、物語の世界に厚みを加えている。

 公開された本ビジュアルには、フジコと千鶴が夢に満ちた表情でパリの街を歩く姿が描かれ、色彩豊かなアニメーションで表現された20世紀初頭の情景とともに、夢に向かって歩む彼女たちの一歩一歩を予感させる。

劇場アニメ『パリに咲くエトワール』本ビジュアル【写真:(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会】
劇場アニメ『パリに咲くエトワール』本ビジュアル【写真:(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会】

新キャスト、緑黄色社会のコメントも到着

 以下は新キャスト、主題歌アーティストのコメント。

○門脇麦(オルガ役)
「念願だったアニメの声優というお仕事をいただけた喜びと、私自身も13年間クラシックバレエをやっていたので、お話がバレエにまつわるお話と聞いた時、運命だと思って本当にうれしかったです。私が演じるオルガは、千鶴にバレエを厳しく指導する厳格な役柄です。まだ海外のものに触れていなかった時代の少女がバレエに挑戦することはとても新鮮に感じました。そういう時代の先駆者たちの背中をみているような気持ちになりました。ぜひ多くの方に見ていただきたいです」

○尾上松也(若林忠役)
「若林忠役をつとめさせていただきました尾上松也です。私の演じた忠はフジコの母親の弟(叔父)。明るい夢想家で、フジコにとってはきっかけを作る人物です。この物語は2人の少女を通して、踏み出す勇気の大切さと人生の喜びや深さを感じていただける、皆様にとってきっとかけがえのない作品になるのではないかと思います。是非是非、映画館でご覧いただけましたら幸いです」

○角田晃広(エンゾ役)
「ガサツなダメ男、エンゾ役をやらせていただきました。初めてのアニメーション映画のアフレコだったのですが、この男の役なら……と思い臨みました。夢を追う少女たちの姿に心が洗われる作品になっております。公開を楽しみにお待ちください!」

○津田健次郎(矢島正一役)
「星に手を伸ばす二人の女性の力強さよ。20世紀初頭のパリ。困難な時代にあって、夢を諦めず前に進もうとする二人の姿が胸を打つ。成功も挫折も真正面から受け止め、互いに支え合いながら力強く道を切り開く彼女達を応援せずにはいられなくなります。是非劇場でご覧下さい」

○緑黄色社会
「時代背景は違えど、音楽や美術、芸術的な要素も多く、バンド内にバレエ経験のあるメンバーがいるなど共感する部分も沢山あるので、今回お話をいただき本当に嬉しかったです。しがらみも多くある中で、新たに行動を起こすきっかけになってほしい。そんな想いで『風に乗る』という曲を作りました。時代が違えば当然悩みの種も変わる。それでも根本的なところでは、いつの時代もみんな同じような悩みを抱えているかもしれません。それぞれの悩みや生活に照らし合わせながら聴いていただけると嬉しいです。長屋晴子(作詞)」

「『コードギアス 反逆のルルーシュ』をはじめ、谷口悟朗監督の作品に刺激をもらってきた身として、お話をいただいた時には胸の奥から高揚しました。そして、奇遇にも母が営むバレエ教室で幼い頃からクラッシックバレエに触れてきた身としては、尊いご縁のようなものも感じております。この『風に乗る』という曲が、私たちが今生きる現代と、フジコたちが生きる20世紀初頭のパリとを繋ぐ、架け橋のような存在になってくれたらと心から願います。穴見真吾(作曲・編曲)」

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