格闘技イベント「RIZIN」は20日、都内で記者会見し『RIZIN師走の超強者祭り』（12月31日、さいたまスーパーアリーナ）の追加カードを発表した。格闘技エンターテインメント「BreakingDown」で実績を積んだ冨澤大智（28＝FIGHTER’S FLOW）と篠塚辰樹（27＝剛毅會）の対戦が決定。両者は23年大みそかのキックボクシング戦以来の再戦となる。

　今年9月の「RIZIN.51」で平本丈との壮絶な打撃戦を制してRIZIN2勝目をあげた冨澤。試合後には「大みそか、リベンジしたいヤツがいる」と篠塚に宣戦布告していたが、この日再戦が決定した。

　会見に登壇した冨澤は金髪の丸刈り頭に変ぼうしていた。イメチェン理由については「勝ちたいんで気合を入れました」と一言。そして「ようやく2年前の落とし前をつける時が来たなと思います。2年前にRIZINでデビューさせてもらって、篠塚にボコボコにされて。2年後にやり返すっていう、これ全部俺のストーリーなんで。今回ちゃんとけじめつけて篠塚を終わらせようと思っています」と試合への意気込みを語った。

　対する篠塚は「前回ぶっ飛ばしてまだ分かってないみたいなので、今回やってあげます。前回以上にボコボコにしてKOするので、楽しみにしていてください」とKO宣言した。

　その後、両者は榊原CEOを挟んで激しい舌戦を繰り広げた。冨澤は「指名してくれてありがとうございますだろ、この野郎。お前MMA何戦やったんだよ。1戦だろ？相手選んで選んで選びまくってよ。俺が指名しなかったら誰とやるんだよ」と激しく篠塚を罵ると、篠塚も「黙れ、うるせえな、雑魚がよ」と返し、司会の鈴木芳彦アナが「そこまでにしましょう」と制止していた。

　篠塚は「殴って倒して、サッカーボール（キック）で会場の外にぶっ飛ばしますよ」と“サッカーボールキック葬”を予告したが、冨澤も「楽しみですね、そうやってボッコボコにされるんですよこいつは。かわいそうなやつですよ」と自信満々に返していた。

　この日決まったカードは以下の通り。

【追加カード】
○ジョリー―芦澤竜誠（RIZIN MMAルール）
○冨澤大智―篠塚辰樹（RIZIN MMAルール）
○須田雄律―ヤマザト・エンゾ・マサミ（RIZIN甲子園2025決勝戦）

【既報カード】
○ラジャブアリ・シェイドゥラエフ―朝倉未来（RIZINフェザー級タイトルマッチ）
○ホベルト・サトシ・ソウザ―野村駿太（RIZINライト級タイトルマッチ）
○井上直樹―ダニー・サバテロ（RIZINバンタム級タイトルマッチ）
○扇久保博正―元谷友貴（RIZINフライ級GP決勝戦/RIZINフライ級王座決定戦）
○伊澤星花―RENA（RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ）
○YA-MAN ―斎藤裕
○安藤達也―福田龍彌