山田孝之、SNS時代の“表現できる場”の広がりを歓迎 「ショートフィルム」への熱き思い
俳優の山田孝之、阿部進之介が16日、都内の国際フォーラムで行われた「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」発表記者会見に登壇し、新プロジェクトへの思いを語った。
映画プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」発表記者会見の一問一答を掲載
俳優の山田孝之、阿部進之介が16日、都内の国際フォーラムで行われた「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」発表記者会見に登壇し、新プロジェクトへの思いを語った。
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2017年に山田、阿部らが発起人となり、俳優を目指す全ての人に「学び」と「チャンス」を提供するためにスタートした「MIRRORLIAR」。新プロジェクトでは、年齢・職業問わず多くの人たちに映画製作のきっかけや魅力を届けるべく、一流監督から一般クリエーターまで、36人の映画監督による短編オムニバス映画を4シーズンに分けて製作する。1stシーズンは2021年夏に全国の劇場で公開となり、シーズン2、3、4と3か月ごとに公開。4シーズン公開後に映画祭を開催することを発表した。以下は質疑応答での一問一答。
――本プロジェクトで俳優の安藤政信さん、志尊淳さん、柴咲コウさん、水川あさみさんが初監督を務めることが発表されました。監督初挑戦となる皆さんに期待することは、どんなことでしょうか。
山田「カメラの前にいる時と後ろにいる時で、見えるものや苦労でしたり、いろんな違いがあったので、それを感じてもらいたいです。(山田・竹中直人・齊藤工の共同監督作『ゾッキ』を経験して)とてもワクワクしましたし、これから先、俳優をやっていくにあたっても、監督の気持ち、立場、苦労を知っておくことは、すごく大事なことだと思うので、そこに気づいて、よりみなさんの映画愛が強くなることを期待しています」
――阿部さんも本プロジェクトで監督デビューとなりますが、ほかの参加監督のことは意識していますか。
阿部「ぜんぜんしていなかったのですが、今しました(笑)。監督ではないからこそ撮れるものもあると思っています。監督の作法、今まで培われてきたものが、枠を作ってしまうこともあると思うので、そうじゃない視点で、俳優として作品を作りたいです。俳優もたくさん参加していますので、個性豊かなラインナップになればいいですね」
――今回のプロジェクトを立ち上げた理由を教えてください。
山田「数年前に小学生の男の子とか、将来の夢・YouTuberというのがあって、時代が変わってきていると思いました。TikTok、YouTube、いろいろありますが、やはり劇作品の素晴らしさ、素敵な部分があるので、それを知ってもらうためにも。なにより、今の時代の人たち、特に若い世代は、長い映像を見ることに慣れていないというか、短くて早いもの、YouTubeなどに慣れていると思うので、そういった部分で短編の映画にするっていうことはあっていると思いつつ、映画っていいじゃん、みたいな感じですね。だから、どんどんみんなで作っていこうよ。自分が作らなくても、劇作品って素敵と思ってもらえるように、このプロジェクトをスタートさせたいと思いました」