秋元康氏がプロデュースする歌謡グループ・SHOW-WAとMATSURIが14日、都内で「SHOW-WA ＆ MATSURI コンサート2025 in 明治座」を開催。開演前、囲み取材に応じ、新たなグループの夢を明かした。

　初となる明治座公演を直前に控え、寺田真二郎は「伝統と歴史のある明治座に立てることを光栄に思っています」と言えば、柳田優樹は「いい意味で雰囲気を味方につけて、みなさんをびっくりするようなステージを作っていきたいです」とコメント。明治座からのラブコールを受けて本公演が実現したことについては、山本佳志が「3年前に氷川きよしさんの特別公演で立たせていただいたことがあります。こうして歌わせていただける機会をいただけたことが光栄に思いますし、話を聞いた時から緊張が止まりません」と心境を明かした。

　デビューから着実にステップアップを重ねていく中で、渡辺真は「自分たちだけではこのステージに立つことはできなかった。ファンのみなさんの応援があったからこそ僕たちも高みを目指して頑張って来られたと強く感じています」と感謝。今後の目標を聞くと、寺田が「レコード大賞新人賞を目指して活動しています。そして、ゆくゆくは紅白歌合戦に出場させていただきたいです」と話し、「自信は？」と尋ねると全員で「あります！」と即答した。

　同グループは、昭和歌謡を令和の時代にリバイバルさせ、日本を元気にするべく「応募資格25歳以上」の『夢をあきらめるな！オーディション』で3000人以上の中から選ばれた12人で構成されるグループ。SHOW-WA（寺田真二郎、山本佳志、向山毅、塩田将己、青山隼、井筒雄太）とMATSURI（渡辺真、橋爪健二、小野寺翼、松岡卓弥、鈴木渉、柳田優樹）の2グループに分かれて23年より本格的に活動をスタートした。

　24年9月にSHOW-WAが『君の王子様』で、25年1月に『アヴァンチュール中目黒』でそれぞれメジャーデビュー。今年6月にSHOW-WA ＆ MATSURI名義での初シングル『僕らの口笛』をリリースした。

　明治座公演は、1部2部合わせて約3200人を動員し、各部で『お祭りマンボ』（美空ひばり）、『仮面舞踏会』（少年隊）、『いい湯だな』（ザ・ドリフターズ）などの名曲と祭りの躍動を融合させたエンターテインメントを披露。12月21日にグランドプリンスホテル新高輪・飛天でクリスマスディナーショーを開催することを発表した。