南沙良が海外映画初ヒロイン アクション挑戦に「緊張やプレッシャーもありました」

俳優・南沙良が、香港映画『ROAD TO VENDETTA』で自身初となる海外作品にヒロイン役として出演することが22日に発表された。同作は米国で開催される世界的映画祭「Fantastic Fest 2025」コンペティション部門に選出され、世界で初めて上映されることになる。

香港映画『ROAD TO VENDETTA』でヒロイン役を演じる南沙良
香港映画『ROAD TO VENDETTA』でヒロイン役を演じる南沙良

世界的映画祭に選出の香港映画『ROAD TO VENDETTA』

 俳優・南沙良が、香港映画『ROAD TO VENDETTA』で自身初となる海外作品にヒロイン役として出演することが22日に発表された。同作は米国で開催される世界的映画祭「Fantastic Fest 2025」コンペティション部門に選出され、世界で初めて上映されることになる。

『ROAD TO VENDETTA』は、香港の映画会社mm2 Hong Kongとユニバーサル・ピクチャーズが再タッグを組んだ最新作。新進気鋭のリョン・コイイン監督がメガホンを取り、マニ・マン氏がプロデュースを手掛けている。同作において、南は物語の核となる「日本人少女・雲(くも)」を演じ、初の香港映画出演とアクションジャンルへの挑戦という大きな節目を迎えた。

 特に、各国の注目作品が選出される「Fantastic Fest 2025」に選ばれたことについては、プロデューサーのマニ・マン氏も「『イップ・マン 葉問』や『導火線 FLASH POINT』以来、香港映画がこの映画祭に選出されるのは十数年ぶりの快挙」と語る通り、国際的な評価の高さを物語っている。

 南はダブル主演作『万事快調<オール・グリーンズ>』の第30回「釜山国際映画祭」への正式出品が発表されたばかり。続けて、本作が米国開催の世界的映画祭「Fantastic Fest 2025」に選出され、映画祭への出品決定が続いている。

 南が演じる日本人少女・雲は、謎の暗殺者組織に属する殺し屋No.4(ジェフリー・ガイ)がヤクザのボスを暗殺するため、日本に送られるところから物語は始まる。依頼主である雲によって予期せぬ奇襲に遭う。復讐(ふくしゅう)を誓う雲は全財産を投じてNo.4を雇い、自身の復讐計画に巻き込もうとする。雲の真っ直ぐな想いが物語を大きく動かしていくことになる、重要な役どころだ。

 南は出演に際し、「映画『ROAD TO VENDETTA』に出演させていただきます。自分にとって初めての挑戦が多い作品で緊張やプレッシャーもありましたが、それ以上に楽しさを感じていました。天真爛漫な可愛らしさを持っている雲は、演じていてとても新鮮でしたし、雲のまっすぐな想い、そしてNo.4の存在に何度も心を動かされました。そしてアメリカの映画祭『Fantastic Fest 2025』に選出されること、大変光栄に思います。世界初上映ということで、先行してご覧いただく皆さまがどう感じられるか、とても楽しみです」とコメントしている。

 映画『ROAD TO VENDETTA』は、mm2 Hong Kongとライツキューブの共同プロデュースにより制作され、香港およびマカオではユニバーサル・ピクチャーズが配給を担当。今年12月4日に香港の劇場で公開予定となる。

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