【べらぼう】小野花梨、脚本・森下佳子氏に感謝 ふく&新之助の関係「揺るぎなかった」
俳優の小野花梨がふく役で出演するNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)について、ふくを演じた思いなどをコメントした。作品は18世紀半ばに江戸のメディア王として時代の寵児(ちょうじ)となった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)を軸に描く痛快エンターテインメント。

演じる新之助の妻・ふくは赤ん坊(とよ坊)が生まれたばかり
俳優の小野花梨がふく役で出演するNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)について、ふくを演じた思いなどをコメントした。作品は18世紀半ばに江戸のメディア王として時代の寵児(ちょうじ)となった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)を軸に描く痛快エンターテインメント。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
17日放送の第31回が最後の出演となった小野。ふくは吉原で女郎・うつせみとして生きていたが、小田新之助(井之脇海)と足抜けして農民に。だが浅間山の噴火の影響で流民となり、蔦重の世話になりながら何とか暮らし、新之助との間に赤ん坊(とよ坊)が生まれたばかりだった。
まずはふくを演じきっての思いを語った。
「ふくの人生は、ハッピーエンドだったと思います。愛する人と足抜けして、生き延びて、子どもを授かって、すごく稀有なハッピーガールだったと思うんです。だからいろいろつらいことありましたけど、私はとっても幸せだったなと思います。一つ大きな無念があるとすれば、とよ坊も一緒に亡くなってしまったことがあまりにも悲しいなと思いますね。これで、とよ坊が新さんと共に生き残ってくれて、2人の未来を願えるんだったらどこかで諦めもついたかもしれません」
ふくにとって新之助とは。
「新さんは本当にずっと愛してくれていたので、横にいて不安な気持ちになることがあんまりなかったです。そういう意味では、新さんなら自分がいなくなっても大丈夫だと思って死ねたんじゃないかなと勝手に思います。もちろんお別れは悲しかったと思いますが、最後の最後まで2人は想いあっていて、それだけはずっと揺るぎなかったということが、私は脚本の森下佳子さんから大きなプレゼントをいただいたなと思っています」
