俳優・今田美桜が主人公・のぶを、北村匠海が柳井嵩を演じるNHK連続テレビ小説『あんぱん』（月～土曜午前8時）の第90回が、1日に放送された。この回では、のぶと嵩の初々しいキスシーンが描かれ、SNS上では大きな反響を呼んでいる。

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（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　物語は、朝田家と柳井家の女性たちが集まり、のぶと嵩の結婚を祝うお祝い会が開かれる。にぎやかな席を抜け出した嵩は、共同トイレの手洗い場で一息ついていた。そこへ追ってきたのぶに、嵩は「結婚式も挙げられなくてさ、くら（浅田美代子）さんに心配かけちゃったね」「これから頑張るよ、のぶちゃんに負担かけないから」と意気込みを語る。

　そんな嵩に、のぶは「嵩そんなに頑張らんでえいきね」と優しく声をかけるが、嵩は「何言ってんだよ。頑張りたいんだ。のぶちゃんのために」とまっすぐに応える。

　やがて2人は、天井の穴から見える星空を見上げる。のぶは「きれい。うち、こじゃんと幸せ。嵩とおるだけで。でも、今が一番幸せやったら嫌やな」と心情を吐露。

　嵩は「僕がもっと幸せにする」と誓い、のぶは「幸せって誰かにしてもらうもんやのうて2人でなるもんやないやろか」「2人で探していこう、何が起きてもひっくり返らんもの」と語る。嵩は「そうだね、2人ならきっと見つかる」といい、のぶは「嵩、うち嵩と会えてほんまによかった」とつぶやいた。

　その言葉を受けて嵩はのぶを抱きしめ、2人は優しくキスを交わした。

　SNSではこのシーンに多くの反響が寄せられ、「朝からキュン」「嵩くんとのぶちゃんの抱擁がとても優しくあたたかく泣けてしまいました！」「キスした場所は便所だったけど、、キス自体は清潔感があって、、イヤラシさが微塵もなくて、、こんなキスシーンが憧れ」「美しい星空が見える天井に穴が空いたトイレの小便器の前で初めて交わす優しい口づけ。何とロマンチック」「そこはトイレの便器の前w」といった声が上がった。

『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦を描く物語。