AKB48として過ごした“2486日間” 卒業の日を迎えた川本紗矢「全部が私の青春で宝物」
アイドルとして過ごした2486日間、それは「全部が私の青春で宝物」――。「AKB48」チーム4に所属する川本紗矢は30日、秋葉原AKB48劇場で卒業公演を行い、新たな道への第一歩を踏み出した。
2020年8月30日、川本紗矢卒業公演~2486日間の宝物~
アイドルとして過ごした2486日間、それは「全部が私の青春で宝物」――。「AKB48」チーム4に所属する川本紗矢は30日、秋葉原AKB48劇場で卒業公演を行い、新たな道への第一歩を踏み出した。
13年11月にグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開催された「第1回AKB48グループ ドラフト会議」。川本が指名されたシーンは、今でもファンの間で語り草になっている。14期生メンバーオーディションに応募も3次審査で落選となった川本は、ラストチャンスとして、このドラフト会議に参加。2巡目で「AKB48」チームB、「SKE48」全3チーム、「HKT48」チームH、計5チームが川本を指名し、会場から大きなどよめきが起こった。
島崎遥香、松井珠理奈、高柳明音、松井玲奈、指原莉乃、そうそうたるメンバーが川本を獲得するべく抽選を行い、島崎が交渉権を引き当て、川本はチームBのメンバーとして念願だったアイドルの道を歩み始める。
デビュー前から大きな注目を集めた川本は、“持っているアイドル”だった。14年9月に行われた「AKB48グループじゃんけん大会2014」でいきなり3位に輝き、同年11月には、38thシングル「希望的リフレイン」で初のシングル表題曲選抜入り。15年の「春の人事異動」でチーム4へ異動し、16年の選抜総選挙では自身最高の第27位にランクインしている。
7年間の活動で特に印象深いことについて聞くと、1番はなかなか決められないと悩んでいたが、「初選抜で『希望的リフレイン』を歌わせていただけたことや、プロレス(豆腐プロレス The REAL)、インドネシア「JKT48」への短期留学など、自分の中での大きな出来事は、特に印象に残っています」と教えてくれた。マイペースな川本だが、先輩たちが築き上げたAKB48を守るため、たくさんの挑戦でグループを支えてきた。
自分自身の変化については、「加入したばかりの頃は、人見知りも凄くして、MCやインタビューで自分のこともあまり話せませんでしたが、昔に比べると今は、お仕事でも私生活でも、思ったこと感じたことを、自分の言葉で話せるようになったかな……と思います」。控えめに答えるに川本、ピュアな性格はデビュー当時と変わらない。そんなところも、彼女が愛される理由のひとつだ。