プロレス転向の柔道金・ウルフ、まさかの受け身に苦戦「強かったのであまり投げられてこなかった(笑)」

東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフ アロン(29)が23日、都内で会見を行い、新日本プロレスに入団し、プロレスラーに転向することを発表。プロレスの練習に苦戦していることを明かした。

会見に登壇したウルフ アロン【写真:増田美咲】
会見に登壇したウルフ アロン【写真:増田美咲】

今月から本格的な練習「すごい楽しい段階」

 東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフ アロン(29)が23日、都内で会見を行い、新日本プロレスに入団し、プロレスラーに転向することを発表。プロレスの練習に苦戦していることを明かした。

 現在は基礎固めをしているというウルフ。プロレスの練習は5月にスタートしたが、本格的な練習が始まったのは引退試合を終えた6月頭以降。同じ“格闘技”とはいえ、慣れない動きに苦戦しているという。

「柔道家としてのくせが抜け切れていないのでそういう動きの違いに難航している部分ではあるかなと思います。それでも少しずつやれることも増えてきていますし、自分の成長がいま、すごい楽しい段階です」

 棚橋社長からは「マットと畳の違いを感じてもらっています。前方回転受け身は金メダリストなので素晴らしいんですけど、プロレス特有の後ろ受け身が取れるんですけど、これからまだまだ伸びるというところですかね」と今後の成長に期待していた。

 畳での受け身とマットでの受け身の違いについてウルフは「前方回転受け身は柔道と似たところがあってやれる部分はあるんですけど。後ろ受け身がね……。プロレスは足を少し抜くような形になるのでいままでの柔道にない、そこに少し違いがあるのかなと感じています」と明かした。

 その直後に明るいウルフらしく冗談を飛ばす場面も。「あとは柔道は最後の方は結構強かったのであまり投げられることはなかった(笑)。受け身あまり取っていなくて、久しぶりにたくさん受け身を取ったので柔道を始めたころを思い出しています」と報道陣を笑わせた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください