石川瑠華 インスタグラムから出演オファーを受けた「猿楽町で会いましょう」

金子大地、石川瑠華が主演する映画「猿楽町で会いましょう」(2020年公開)が11月3日、第32回東京国際映画祭が開催中の東京・TOHOシネマズ六本木で上映され、石川瑠華(22)、児山(こやま)隆監督(40)がQ&Aに登壇した。

日本映画スプラッシュ部門出品作「猿楽町で会いましょう」の石川瑠華(左)と児山隆監督
日本映画スプラッシュ部門出品作「猿楽町で会いましょう」の石川瑠華(左)と児山隆監督

石川さんが予告編に出てくれたことで大賞を取ることができた

 金子大地、石川瑠華が主演する映画「猿楽町で会いましょう」(2020年公開)が11月3日、第32回東京国際映画祭が開催中の東京・TOHOシネマズ六本木で上映され、石川瑠華(22)、児山(こやま)隆監督(40)がQ&Aに登壇した。

 本作は「第2回未完成映画祭予告編大賞 MI-CAN」グランプリ受賞作の映画化で、鳴かず飛ばずのフォトグラファーの小山田(金子)と女優志望の読者モデル、田中ユカ(石川)の物語。一見、普通のラブストーリーだが、小山田がユカを撮った写真がきっかけとなり、物語は意外な方向に進んでいく。

 児山監督は1979年、大阪出身。林海象監督に師事し、助監督などを経て独立。映像ディレクターとしてCMなどを手掛け、本作が初の長編監督作となる。一方、石川は17年から女優活動を開始。今年は、「カメラを止めるな!」の上田慎太郎氏ら3人の監督がメガホンを取った「イソップの思うツボ」のヒロインを務め、ネクストブレーク必至の新進女優。今後も2本の主演作を含む5本の映画が控えている。

 石川は「2年前に監督から、インスタグラムに連絡をもらって、『大丈夫です』という言葉と絵文字で返信しました。今思えば、ちょっと危ないですよね」と笑い。ヒロインのユカはかわらしい外見とは裏腹の秘密を抱えているというキャラクターだが、「(脚本を読んで)ヤダなと思いました。自分が嫌いな人は演じたくないので、監督には、いろいろと質問しました」と明かした。

 児山監督は「キャスティングする直前に舞台を観ました。本人は納得しているんでしょうけど、少しチグハグ感があって、自我、自意識が見て取れた。そこがいい部分だと思い、連絡をしました。石川さんが予告編に出てくれたことで、大賞を取ることができ、この映画もできたので、石川さんのおかげですね」と感謝していた。今後はカーリングを題材にしたスポ根映画を撮りたいという。

 第32回東京国際映画祭は11月5日まで開催。

次のページへ (2/2) 【ギャラリー】石川瑠華が出演エピソードを語る
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