中山秀征と松本明子が18日、東京国際フォーラムで行われたワタナベ25thコンサート「ハッピーバースデー＆サンキュー」（同所にて6月18日?22日に開催）の囲み取材に、新木宏典、柏木由紀、斎藤瑠希、中尾ミエ、新納慎也、望海風斗、東啓介、Little Glee Monsterとともに出席した。

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　渡辺プロ時代から40年、同事務所に所属しているという中山は「時代とともに会社としては変化してきたと思います。その時代、その時代で何をするべきか、我々も切磋琢磨しながらいろんな仕事をさせてもらいました」としみじみと振り返り、「でも、根本には音楽があって、多くの仲間たちと何かを作り上げるという姿勢は、渡辺プロダクションの時代から変わっていないと感じています。今回は25周年の節目のときに、これだけの多くのメンバーが初めて集まると思いますので、みなさんに大いに楽しんでほしいなと思っています」とアピールした。

　また、松本は「220人以上のオーケストラで生演奏で、この豪華なステージで歌えるなんて。私はアイドル不作の年にデビューしまして、歌手としては鳴かず飛ばずでしたが、こんなステージで歌えるなんて」と感激し、「しかも中尾ミエさんとお話できるなんて、渡辺の時代は想像できませんでしたから。怖い先輩で、ミエさんが渡辺プロにいらしたときは社員もタレントも直立不動でしたから」とコメント。これに中山は「全然『可愛いベイビー』じゃなかったですね」とコメントして笑いを誘った。

　さらに、渡辺プロ時代の印象的な出来事を聞かれた松本は「『スター誕生！』というオーディション番組で合格して歌手としてデビューしたんですけど、鳴かず飛ばずで中山さんに『歌手班にいるのは姉さん、形見が狭いだろう。僕のいるバラエティー班に移ってきてはどうかい』と優しい言葉を受けまして、バラエティー班で『DAISUKI!』や『電波少年』とかやらせていただきましたけど、こうやって25周年ですばらしい才能のアーティストのみなさんとステージをやらせていただけて、本当に幸せですね」と感慨深げに語った。

　すると、中山は「松本さんも訳あってテレビに出られない時期がありましてですね」と生放送中に放送禁止用語を発言してしまい、2年間謹慎した過去を蒸し返して報道陣を笑わせ、「私はそれを一緒に住んでいた国立の寮のテレビで見ていたんです。しばらくしたら肩をガクッと落とした松本さんが帰ってきて、強制送還されまして、それからしばし、毎日学校に行く日々でした」と回顧。「おかげで、（松本は）堀越学園なのに首席で卒業しまして、学校の先生から大学を勧められたという歴史を持っています」と続け、会場を沸かせた。