斉藤由貴、スケバン刑事出演は「嫌でした」と告白 「麻宮サキ像とあまりにもかけ離れていた」
俳優の斉藤由貴が7日、都内で行われた「スケバン刑事フェスティバル in さよなら 丸の内TOEI」に南野陽子、浅香唯と共に出席した。『スケバン刑事』の出演オファーを受けた当時の心境などを振り返った。

南野陽子、浅香唯と共に出席
俳優の斉藤由貴が7日、都内で行われた「スケバン刑事フェスティバル in さよなら 丸の内TOEI」に南野陽子、浅香唯と共に出席した。『スケバン刑事』の出演オファーを受けた当時の心境などを振り返った。
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1980年代に熱狂的な人気を誇ったアクション学園ドラマ『スケバン刑事』テレビシリーズ。今回のイベントでは『スケバン刑事』(85年)で初代・麻宮サキを演じた斉藤、『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』(85年)で2代目を演じた南野、『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』(86年)で3代目を演じた浅香の登壇が実現した。
出演オファーを受けた当時を振り返って斉藤は「私はね、嫌でした(笑)」と告白。会場から笑いが起きる中、「だって、合わないと思ったから。なんか『テメーら、許せねえ!』とか、そういうセリフがね。スケバンというのもあったけど、原作の漫画の中で描かれている麻宮サキ像とあまりにも、ビジュアル的にもかけ離れていた。そこに私が、駆け出しで『売れ出さなきゃいけないから』といって入った感じが、なんとなく、素人なりに分かった。なんだか『私じゃない』という気がした。最初『これをやるよ』と言われたときに、それがすごくモヤモヤした」と明かした。
続けて「マネージャーさんにしてみれば『まだ出始めだけど連続ドラマの主人公だから絶対いい』と思ったんだと思う。私は、最初は……困りましたね」と柔らかい表現で締めくくり、再び会場の笑いを誘った。
南野も「私も最初困りました(笑)」と告白。「『陽子、学園モノが決まったよ~』とマネージャーさんから……」と笑い、横で聞いていた斉藤が「ものっすごい遠回しな言い方だね!」と笑った。
『スケバン刑事』2代目の役だと聞き知った当時の南野は「『え~!?』と思った。斉藤由貴ちゃんがヒットしていたので、その後だということも『うわっ、どうしよう……』という、心がかなりビビっちゃって。運動がちょっと苦手なので『アクションなんかあるんじゃないかな~?』と。聞けば、言葉も……ちょっと違う、土佐(弁)というか、よく分からない言葉で、仮面も被っていた。『え~!?』と。撮影が始まってからは別の『困った』になりましたけど、(出演オファーを受けた当初は)『どうしたらいいんだろう?』と想像ができなくて。最初は大変で」と語った。
会場では、3人がスケバン刑事の必須アイテム「ヨーヨー」を手にして決め台詞を言い、詰めかけたファンの歓声を浴びた。また『スケバン刑事』テレビシリーズ3作がHDリマスター版Blu-rayとして、順次発売されることが発表された。
1960年に開館した「丸の内TOEI」は2025年7月27日に閉館予定。「さよなら 丸の内TOEI」と題し、各種記念イベントを実施している。
