にしたんクリニックなどを展開するエクスコムグローバルの西村誠司社長が5日、TikTokを更新し、東京・渋谷の総工費30億円豪邸を訪れた高校生を紹介した。西村氏は5月2日に「中学生・高校生・大学生・仲良し家族を大豪邸にご招待！」と発表。早速の第1号で、テンションがマックスになった17歳の様子を伝えた。

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　大豪邸の玄関前に並ぶ17歳の高校生と母親。西村氏が「最初の当選者、何と岩手県盛岡市から来ていただきました。しっかりしてるよね」と紹介すると、高校生は「今日、来ました。西村社長にお会いしに」と即答。西村氏が「行動力あるよね。今、受験中でお医者さんになろうとしているの」と聞くと、高校生は前のめりになって「はい！　西村社長にように美容医療でクリニックを経営したくて。（西村氏のことは）ファンを通り越して、追いつきたい存在です」とアピールを続けた。

　母子の背後にはロールス・ロイス。早速、運転席に乗った高校生は「超～、いい匂いがします。レザーの質感もすごくて」と実感を込めた。豪邸の周りを彩る植栽にも興味を示し、「ヤバい。これ、確か4000万円ですよね。僕、めちゃくちゃ木が好きなんですよ」。その流れで、西村氏がユーモアで「なぜか、ここで握手」と振ると、「ハグもお願いします」とリクエストするアグレッシブさも見せた。

　豪邸の中に入ると、再び「いい匂い」と言い、「すごい。ヤバい。最高です。生で見ると全然……。金がところどころにあってすごくおしゃれ。天井が高くて、美術館のようです」と感嘆の声を連発した。

　西村氏は同企画を発表した際、「シングルマザー・ファザーへの旅行プレゼントキャンペーンでここに遊びに来てくれたお子さんがいて、その15歳の彼女が目をキラキラ輝かせながら、『私も社長のみたいに大金持ちになってこういう豪邸にいつか住みたいです！』と言ったのは本当に印象的で、この企画をやろうと思いました」「子どもたちにこそリアリティーを持って、こういう非現実な世界があることを見て感じてもらうことは大事だと思いました」「僕も20代の頃はお金がなく、タワマンや高級車を見て『絶対にこうなりたい』と思いました。ハングリーさがあったから」などと話していた。

　西村氏は子どもの頃に生活保護を受ける家庭で育ち、中学時代には新聞配達のアルバイトを経験している。名古屋市立大経済学部を卒業後、1993年4月、アンダーセンコンサルティング（現アクセンチュア）へ入社、2年後の95年には現在の会社を起業。海外用レンタル携帯電話事業を開始し、2019年のにしたんクリニックの立ち上げを皮切りに、20年のPCR検査事業、22年の不妊治療専門・にしたんARTクリニックなどを展開。飲食店事業も手掛けている。そんな西村氏に「追いつきたい」と話す17歳。関係者によると、西村氏が明日6日にアップするTikTok動画に母子で再登場するという。