玉木氏、参院選擁立の山尾氏に関する追及にタジタジ 不倫問題への説明責任「答える義務が当然ある」

国民民主党の玉木雄一郎代表が3日、東京・永田町の第一議員会館で行われた定例会見に出席。質疑応答では今夏の参議院選挙に全国比例代表で擁立した山尾志桜里元衆議院議員についての質問が集中、玉木代表が言葉に詰まりタジタジとなる場面も見られた。

定例会見に出席した国民民主党の玉木雄一郎代表【写真:ENCOUNT編集部】
定例会見に出席した国民民主党の玉木雄一郎代表【写真:ENCOUNT編集部】

過去の不倫疑惑や党の方針と相反する政策を表明していることに、ネット上で批判が噴出

 国民民主党の玉木雄一郎代表が3日、東京・永田町の第一議員会館で行われた定例会見に出席。質疑応答では今夏の参議院選挙に全国比例代表で擁立した山尾志桜里元衆議院議員についての質問が集中、玉木代表が言葉に詰まりタジタジとなる場面も見られた。

 国民民主党は5月14日の両院議員総会で、次期参議院選挙の候補として、山尾氏、足立康史氏、須藤元気氏、薬師寺道代氏の4人を内定。山尾氏を巡っては、過去の不倫疑惑や党の方針と相反する政策を表明していることから、ネット上で批判の声が上がっている。今回の参院選比例区出馬に関しても、現在まで一切のメディア対応を行っておらず、説明責任を問う声も根強い。

 世論調査では同党の支持率が急落しており、4氏擁立の影響を問われた玉木代表は「影響はあると思います。前回の調査が5月5日で、4人を発表したのが5月14日ですからね。それは影響を受けているのはその通りだと思います」と首肯。「いずれにしてもしっかりと説明責任やガバナンスを効かせていくことが求められているし、(支持率低下は)そういうことに対する警告でもあると思っている」と話した。

 あらためて、山尾氏の会見の機会については「本当に自分が当選しようと思っているのであれば、何か(有権者から)疑問があるのであればしっかりと答えていく責務があるし、そうしないと受からないと思うんですよね。今までいろいろご質問いただきましたし、ネットでもいろんな声をいただいていますので、それは本人にも伝えております」と玉木代表。会見はいつになるのかと質問が飛ぶと、「懸念も含めて伝えておりますので。タイミングも含めて検討しているところだと思います」と言葉を濁した。

 会見終盤には記者から、「かつて不倫問題が取り沙汰されて、相手方の奥さんが自ら命を絶っている。これに関して、これまで一切説明責任を果たしていない。それでも立候補させる理由は何でしょうか」「本人に(会見するよう)伝えたって、何回伝えたんですか。その返事はどうだったんですか」とさらに厳しい質問が殺到。

 玉木氏は時折言葉に詰まりつつ、「その通りだと思います。ご指摘いただいたような疑問を持たれているのであれば、答える義務が公人としては当然ある。本人にも伝えたい」「もうちょっと待ってください。もう少しお待ちいただければと。何か疑問を持たれたらきちんと説明する。私自身もそうですけど、そういったことを徹底していきたいと思います」と答えた。

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