「ここまでやるかNHK」 大河ドラマ“放屁芸”に視聴者驚き「すご過ぎる」「一皮むけた」
俳優の横浜流星が蔦重こと主人公・蔦屋重三郎を演じるNHKの大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)。8日に放送された第22回では、政演(古川雄大)に激しく嫉妬している春町(岡山天音)が蔦重の依頼に筆を取らない様子が描かれた。そんな春町を喜三二(尾美としのり)と歌麿(染谷将太)が訪ねて説得を試みる姿が描かれた。その後の春町の態度にSNSでは「凄すぎ」「体張ってる」と感激の声であふれた。

第22回で春町が殻破る 演じる岡山天音「春町の世界に…革命的な夜だったのでは」
俳優の横浜流星が蔦重こと主人公・蔦屋重三郎を演じるNHKの大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)。8日に放送された第22回では、政演(古川雄大)に激しく嫉妬している春町(岡山天音)が蔦重の依頼に筆を取らない様子が描かれた。そんな春町を喜三二(尾美としのり)と歌麿(染谷将太)が訪ねて説得を試みる姿が描かれた。その後の春町の態度にSNSでは「凄すぎ」「体張ってる」と感激の声であふれた。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
春町は、世の中はもう自分を求めていないと弱音をはくが、喜三二と歌麿に春町の作品は味があって好きだと言われ、ほめられ、2人の熱意が通じたのか、おれのような辛気くさい男がいて良いのか、と語ると涙を流し態度を変えた。
大田南畝(桐谷健太)には皮肉がうまいという新たな才能も見いだされていた。蔦重はもう一度うちで書いてほしいとし、「皮肉屋の春町で」と伝えた。すると春町は恋を失うと書いて未練と読ませるなど文字を組み合わせて新たな意味と読み方をする文字を蔦重に示した。2人は皮肉のきいた“春町文字”でまた一緒に仕事をする方向になった。
終盤には世話になった絵師や戯作者らを集めて今で言う忘年会を開催。そこで春町は政演に「盗人よばわり、すまなかった」と頭を下げた。その後、春町の思いがけない宴会芸が披露されたのだ。次郎兵衛(中村蒼)が三味線を弾いて「へっぴり芸……花咲男」と紹介すると、春町はほぼ裸に近いふんどし姿になって「皆さまにはせめて年のしまいにお笑いいただきたく! いよー」と叫ぶと「プー」とオナラをした。その後も踊りながら頑張ってオナラをし続けるという芸だった。後半は出尽くしたのか自分で「プ。プ。プップー」と声を出していたが、宴会は盛り上がりみんな笑顔に包まれていた。
SNSでは「すご過ぎる」「一皮むけた」「見事に脱皮」「こん身の宴会芸」「春町の見せ場」「いいぞ」「笑えた」「面白い」「いい人過ぎて泣ける」「陰キャラ頑張れ」「体張ってる」「このキャラ本当に好き」「ここまでやるかNHK」と感激の声が飛び交った。
一方、春町を演じる岡山は春町が殻を破った第22回について「フンドシで踊る三番叟(さんばそう)の場面は、春町がこれまで表現したことのない感情を表しているシーンでもあったし、春町にとってのターニングポイントでもあったと思います。いろいろ(指導の)先生とも相談させていただいて、練習して臨んだので思い出深いです。春町にとって、好きな人が増えたんじゃないかと思います。そう言うとすごく素朴に聞こえますが、春町の世界にとっては割と革命的な夜だったんじゃないかなと思います」とコメントしていた。
