極楽とんぼの加藤浩次が19日深夜、MBSラジオ『アッパレやってまーす!～土曜日です～』（深夜0時）に出演した。リスナーからの「突然収入が減った場合、衣・食・住のうち、何を節約して生活しますか」という問いに「衣」と回答した後、「金で買えるものはいらない。愛情が欲しい」と本音を吐露。自身が父親ということを娘が隠したことを知り、ショックを受けたことを明かした。

　加藤は自宅のローンは完済したとし、「（家賃は）いらない。光熱費と町内会費。固定資産税はかかかる。1年に1回。それぐらいかな」と言うと、「衣・食・住でなくすなら衣だな。そんなに（金を）かけてないけど。食もそんなかけないな」と続けた。相方・山本圭壱から「じゃあ何も（金を）かけてないの？　あなたは」と聞かれ、「欲しい物もねえしなあ」と返した。

　河合郁人から「寂しくないですか？」と聞かれると、「う～ん、もう金で買えるものはいらねえな」とVIPの発言。河合が「全てを手に入れた」と言うと、加藤は「手に入れてないのよ」と笑いつつ否定。＝LOVE・大谷映美里は「なかなか言えないですよ」と発した。山本が「名誉とかね。地位とか名誉とか」と口にすると、加藤は「地位・名誉なんかまったくいらない」と反応した。

　山本が「でもお金では買えないもんな」と指摘すると、加藤は「優しさとかさ。優しさ・愛情、そういうのがほしいね」と発言。山本が「足りてないですか？」と聞くと、「足りてないねえ」と肯定。加藤は「（家族が）相手してくれないもん、全然」と明かすと、「（次女は）オレの子どもだっていうことを隠してますから」と打ち明けた。

　娘の“仕打ち”について内容を公開した。「この4月から大学生になって。小学生だったとき同級生だった子が違う高校に行って、その子が同級生だった子が大学にいたんだって。『なになに高校だったら、なになにちゃんいたでしょう？』って話になったんだって。『いたいた。なになにちゃん、知り合いだよ』って。ウチの娘が知り合いだった子が違う高校行ってるから。その子は海外行ったらしいんだけど、その友達にウチの娘が『そうよ。あの子、私の友達よ』みたいに話、盛り上がって」と説明。

「ウチの娘が『そういや、なになにちゃんの学校って“スッキリ”いたでしょう？』って言われたんだって。その違う高校に行った子が、『ウチの小学校に“スッキリ”いたよ』って言ってたわけよ」と父親の元MC番組でいじられていたことが発覚したという。加藤は「ウチの娘が『それ、ウチのパパよ』とか『ウチの父親よ』って言えばいいのに、『ああ、いたみたいね』って言ったらしいんだ」と告白。

　笑いと同時に「せつないですね」という声が上がる中、加藤は「隠してんだよ。（娘に）『イヤなのか？』って言ったら、『イヤじゃないけど』って言ってたけど、『何かめんどくさいじゃん』って」と寂しそうに話した。河合は「隠してるって言うよりも、『スッキリ』って呼ばれてることにショックだったんでは」と推測してフォロー。加藤は「そういう愛情とか欲しいね」としみじみと語った後、「その3つだったら（カットするのは）衣かな」と付け足した。