お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉が芝居の作・演出を手掛ける作品『ハチャメチャ惑星で夢の原石みーつけた！』が上演される『関西ジュニア原石まつり　キラキラしとんの気のせいちゃうでぇ～！』が8日、大阪・松竹座で初日を迎えた。先輩のSUPER EIGHTらが同所で披露してきた“懐かしの大阪松竹座メドレー”などを歌い踊る『SHOW TIME』も盛り込まれており、ゲネプロ後に有野と野田開仁ら9歳から17歳までの関西ジュニア19人が会見。平均年齢約13歳のフレッシュなメンバーは30日の千秋楽までの熱演を誓った。

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　自身出演の単独ライブなど以外で舞台の作・演出は初めてという有野は「19人という多い人数で、全員に面白いことが起こるようにっていうのを考えながら作りました」と明かした。「あと、誰がどんな声かもわかんなかったので、途中で何となく仕事が変わっていったという。“ツッコミはこの子の声の方が通るな”と思ったら、何となく野田（開仁）君の方に寄っていったりとかしてるような感じで。だから台本の決定稿が出るまで結構、時間がかかったと思います」と裏話を披露した。

　有野が「『SHOW TIME』の方になったら、お笑いパートの修正部分とかを別の部屋でずっと書いたりしてて、初めて通しで全部見させてもうたんですけど、“（手掛けた芝居は）『SHOW TIME』の前説かなと思いました」と関西ジュニアが輝きを放ったステージと比較してぼやくと笑いが起こった。濱出顕斗が「そんなことないです」と小声でフォローすると、「もうちょっと強めにちょうだい」とおねだり。爆笑の中、濱出は「そんなことないです!」と力を込めた。

　有野は、公演タイトルにかけて「キラキラしとんのは気のせいかなって思いながら、お笑いパートを見てるんですけど、『SHOW TIME』を見たら“もうキラキラしとるな”っていう見方になりました」と改めて称賛。メンバーから「ありがとうございます！」と感謝された。有野は「松竹座のステージ、客席全部を使った演出をされてるので、“わあ、すごいな”と思いながら見てました。途中で手振ってしまいました」と打ち明けた。

　また、有野は自身が出演する場合との違いについて「自分が立つ場合は、何となく自分の中で決めて“こんな感じかな”と思ってやる。周りのメンバーが返されへんかったとき、自分がもう1個、“処理”まで考えてやるけど、そうなる想定通り全部をメンバーに教えるのは難しいと思ったので、なるべくかっちり、“アドリブは減らして”っていう、アドリブを削る作業でした」と告白。「“やりたいのがあったら言うて”って、やりたい子は手挙げて“これやりたいです”って言ってくるから、“じゃあ、こういう感じに言うてみようか”っていうのを修正したりとかをしておりました」と明かした。