新型コロナの検査代だけで1000万円超 米ラッパーがMV撮影の“裏側”告白で波紋

530万人以上の新型コロナウイルス感染者を出している米国。人気女性ラッパーのカーディ・Bは、新曲のミュージックビデオ(MV)制作のために、スタッフの新型コロナ検査代で1000万円以上を費やしたことを告白。米国で波紋が広がっている。

カーディ・B【写真:Getty Images】
カーディ・B【写真:Getty Images】

人気女性ラッパーのカーディ・Bが米メディアに明かす「ただただクレイジー」

 530万人以上の新型コロナウイルス感染者を出している米国。人気女性ラッパーのカーディ・Bは、新曲のミュージックビデオ(MV)制作のために、スタッフの新型コロナ検査代で1000万円以上を費やしたことを告白。米国で波紋が広がっている。

 グラミー賞で女性初の最優秀ラップアルバム賞を受賞したカーディ・Bは米誌「i-Dマガジン」のインタビューに登場。新型コロナの影響でアーティスト活動が一変したことを告白している。

「パンデミックのせいで、全てが完全に一変してしまった。以前は頻繁にツアーに出ていたけれど、今では自宅で一緒にベイビーとほとんど過ごしている。今年の計画の全ては変更になったけれど、いつになるかは神のみぞ知る。ただただクレイジーね。そんなことばかり」

 そんな中、新曲「WAP」のMVが話題を呼んでいるが、記事の中で「新型コロナ時代のビデオ撮影はちょっと恐ろしいわね。検査のためだけに10万ドル(約1066万円)も我々は費やさなければいけなかったりしたの。撮影に携わる全員が新型コロナの検査を受けなければいけなかった。虎やヒョウもいた。だけど、一緒に撮影できなかった。安全面とパンデミックへの懸念がその理由。そういったシーンをつなぎ合わせないといけなかった」と告白。スタッフや出演者などの新型コロナの検査代だけで1000万円という費用を費やしたという。

 米地元紙「ニューヨーク・ポスト」も「新型コロナのパンデミック中の撮影は安上がりにならない」と注目。コロナ禍の直撃を受けている米国だが、エンタメの世界にも大きな影響が及んでいる様子だ。

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