男性4人組アイドル・ふぉ～ゆ～が6日、都内のIMM THEATERで主演舞台『CRIMINAL FOUR ―愛しき大悪党―』（脚本・演出／山田能龍氏）の取材会に出席。福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介の4人が新作舞台への意気込みを語った。

　朗読劇、コント、演劇とさまざまな作品で魅力を発信するふぉ～ゆ～は、本作でパリの街中を賑わす犯罪集団“ル・ミラージュ”という悪役に挑戦。犯罪集団が街を疾走するさまを“パルクール”を用いて表現するなど、新たな魅力を爆発させるワイルドなアクションエンターテインメントとなっている。

　リーダーの福田は初日公演が迫り、「もっと稽古をしていたかったという気持ちが強いです。やればやるほど細かいところがやりたくなって、細かいところまで僕たちの気持ちが詰まっている作品になっています。噛めば噛むほど味が増えていくようなお芝居になっているので、お客様がどんな反応をしてくれるのか楽しみです」とコメント。松崎が「五文字で表しますと、時は来た！　以上です」と意気込むと、メンバーが「橋本か！」とプロレスラーの“破壊王”橋本真也さんの名言を引用したことにツッコミを入れた。

　ボケまくった松崎は、「みなさんにとって悪とはなんですか？」と問いかけつつ、「水道橋でミラージュと握手！」とドヤ顔。越岡も「いろんな感情がぐるぐるする作品でもあるので、心が動かされるシーンがたくさんあります。見に来てくれた方が何かを感じ取ってもらえるような作品だと思っています。劇場でお待ちしています。僕と握手！」とアピールした。

　辰巳は「ワクワクするアニメから飛び出してきたような作品である反面、演劇の持つ劇場だけで感じるヒリヒリとした人間同士の摩擦、言葉と言葉のぶつかり合い、空気と空気の乱れがある両面性を持っていて、ふぉ～ゆ～として勝負できる作品になりました」と自信をみなぎらせて力説。「またミラージュは何を盗むのか、今後を楽しみにしてくれる作品になったらいいと思っています。包み隠さず言うとシリーズ化したいです」と熱望した。

　福田は、今作の脚本と演出を担当した山田氏に感謝し、「新しい一面を引き出されて、『僕たちはまだまだいろんなことができるんだな』『たくさん魅力が詰まっているこれからのグループなんだな』と本当に楽しみな思いがある」と結成14年の伸びしろに言及。「この素晴らしいカンパニーで僕たちを真ん中に置いて、自由にやらせてくださるみなさんに感謝して楽しみたいと思います」とメッセージを送った。

　取材会には、大原優乃、鍛治直人、吉田メタル、本格的な演劇作品復帰となる蘭寿とむも出席。本作は、6日から23日まで東京・IMM THEATER、27日から30日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、4月12日、13日に福岡・キャナルシティ劇場で上演される。