「いらねぇよ」 義母から大量の食料品、義実家の荷物まで…過去に“合鍵侵入” 悩む妻が本音「関わりたくない」
結婚生活において、義母との付き合いは、ありがたくもあり、難しくもあるもの。妻である女性たちが抱える生活上の大きな悩みの1つだろう。自宅に突然届けられたのは、トイレットペーパーやティッシュ箱、冷凍食品に米……。日用品や食料品の贈り物でもちろん感謝の気持ちはあるが、大量の物品は「ひとっっつも頼んでねぇぇぇぇ」。夫が昔使っていたシャープペンシルまで入っており、2児を育てる母親は困惑したという。背景には義母が普段から、義実家の家族の物を含めてなんでも送り付けてきてしまうという事情が。以前に合鍵を共有していた時も大変だったそう。世話焼きの義母との関係性に苦慮しているという当事者の女性にリアルな心境を聞いた。

「何度断っても宅配ボックスに捨てていき、処理を任せられるのはうんざりです」
結婚生活において、義母との付き合いは、ありがたくもあり、難しくもあるもの。妻である女性たちが抱える生活上の大きな悩みの1つだろう。自宅に突然届けられたのは、トイレットペーパーやティッシュ箱、冷凍食品に米……。日用品や食料品の贈り物でもちろん感謝の気持ちはあるが、大量の物品は「ひとっっつも頼んでねぇぇぇぇ」。夫が昔使っていたシャープペンシルまで入っており、2児を育てる母親は困惑したという。背景には義母が普段から、義実家の家族の物を含めてなんでも送り付けてきてしまうという事情が。以前に合鍵を共有していた時も大変だったそう。世話焼きの義母との関係性に苦慮しているという当事者の女性にリアルな心境を聞いた。
「ひとっっつも頼んでねぇぇぇぇ
冷凍も常温も洗剤もみーんな一緒くた
夫のシャーペン!? いらねぇよ!!」
女性は思わずSNSに怒りの愚痴を書き込んでしまった。公務員の夫、小学生の2人の娘と暮らすパートの女性。自宅から徒歩5分の場所に義母が居住している。
次女を習い事に連れて外出中で、家にいた長女は勉強に集中しており、義母が鳴らしたインターホンに出られなかった。家の宅配ボックスは、届け物がどっさり。トイレットペーパーやティッシュ箱のほか、ケチャップやサラダ油、ヨーグルト、冷凍焼きおにぎりにソーセージ。義母からはLINEで「留守だったから外のコンテナに入れた」という旨のメッセージが届いていた。夫が使っていた文房具をなぜ一緒に入れたのかは不明だ。
本来はありがたい届け物に困ってしまうのには理由があるという。
社交辞令で義母にお礼のLINEは送ってあるという女性は「その家その家で好みの洗剤や香料、嗜好などあるかと思います。例えば納豆が大嫌いなのに、『体に良いから! 食べなさい!』と毎日持ってこられたらどうでしょうか? 好みでもないものを押し付けられてもうれしくはありません」とため息をつく。
「シャーペンならかわいいものです。過去には、義弟の服や夫兄弟が幼稚園で使っていたマーカー、果ては夫が小学生の時にもらった賞状なんかまでうちに持ち込まれるのです。義母が小学生の時の物やら逝去された義父の物まで持ち込まれる始末です。うちはゴミ処理場ではありません。何度断っても宅配ボックスに捨てていき、『置いといたから!』と処理を任せられるのはうんざりです」。他にもサビた金属製の大きな部品や石まで……。積年の思いをぶちまけた。
義母へのお礼に関しても手痛い経験が。「以前放置していたら夫に鬼電→『忙しい中買ってきてあげたのに感謝もない!』とキレられた経緯があるため、頼んでもないのにお礼を言う理不尽は感じていますが、面倒なのでお礼はLINEで伝えてます。これをしても、直接会った時にもう一度感謝を述べないと、『感謝の気持が足りない!』とか言われるんですが……」。細心の注意を払って義母と接しているとのことだ。

「そもそも義実家と仲良くなるために結婚したわけではありません」
込み入った事情。娘の出産、義母にとって孫の誕生が、転機になったそうだ。
「娘が生まれるまでは世話焼きが過ぎるくらいでしたが、娘誕生から暴走した感じです。娘が幼少時に発熱でうなされようやく寝た時に、当時持っていた合鍵を使ってアポなし訪問をされたことがありました。寝ているから起こさないでと言ったのにもかかわらず寝室侵入、『バァバ来たわ! 起きて!』と起こしたりと、相手の気持などお構いなしなのです。とにかく自分が主体なのです」。
さらに、「人間性としても信じられないことも多々です。義祖母葬式の当日、夫含め3兄弟が久々に集まることに義母はウキウキしていて、朝6時にアポなし訪問で『今から皆で朝食食べ行きましょう!』と満面の笑み。これは葬式当日の行動です。義母にとっては実母が亡くなったというのに、なぜ笑顔で外食に誘うのか、さっぱり理解不能です」と明かす。
こんなエピソードも。「また、合鍵を持っていた時の話ですが、仕事から帰って玄関開けたら食材の山と共に手紙が置いてあり、『夫ちゃん下着が少なくましたね。私が買っといてあげました』と夫下着(下半身のです)が置かれている恐怖や嫌悪感たるや……。ちなみに、夫のクローゼットは3階です。玄関横ではありません」。当時、義母が合鍵を使って、息子夫婦の自宅を行き来していた形跡があったというのだ。
義実家とどう付き合っていくのか。悩みは尽きないが、互いの生活環境や事情を想像・配慮して、できる限りの家族関係を構築していきたいものだ。
女性は「本音を言えば、娘を連れて出ていきたいくらいです。そもそも義実家と仲良くなるために結婚したわけではありません。夫と新しい家庭を築きたいと思ったから結婚したまでで、仲良くしなきゃいけないとは思っていません。理解不能な行動や非常識な行動を取る義母ならなおさら仲良くはなれません。高学年になる長女ですら、義母の行動に異常を感じるくらいです。できるだけ関わりたくないというのが本音です」と、複雑な心境を打ち明けた。
一方で、あまりに不利益が多い場合は、家族とはいえ、適度な距離感を保つことも一手になるだろう。「義母と仲が良く、同居や近居でもいいと思っている方もいると思います。実際仲良くやれているのならそれでいいと思います。ただ、一方だけが我慢や忍耐を強いられる関係性は良好とは言えません。自分の気持ちを押し付けたり過干渉な義実家なら、なるべく離れた距離をとるのが得策です」と話している。
