『まどか26歳』木村多江、主演・芳根京子を心配「ちょっと頑張りすぎてしまうところが」
俳優の木村多江が、現在放送中の芳根京子主演のTBS系連続ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(火曜午後10時)に出演。消化器内科医・手塚冴子(てづか・さえこ)役を演じている。3月3日の第8話放送を前に囲み取材に応じ、役柄や共演者への印象について語った。

第8話は「人生の選択の話になる」
俳優の木村多江が、現在放送中の芳根京子主演のTBS系連続ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(火曜午後10時)に出演。消化器内科医・手塚冴子(てづか・さえこ)役を演じている。3月3日の第8話放送を前に囲み取材に応じ、役柄や共演者への印象について語った。
木村演じる手塚は、仕事には厳しいが、女性医師が少なかった時代にキャリアを積んできた経験から、女性研修医や医師たちの面倒見が良く、優しさと厳しさの両面を持つ頼れる存在。かつては結婚を考えた相手もいたが、自分らしくいられる独り身の生活が性に合っていると感じ、現在は独身生活を楽しんでいる。
撮影現場で印象に残ったエピソードについて木村は、「とにかく和気あいあいとしていて。みんなで休憩中も撮影の合間もずっとしゃべり続けてるんですけど、だんだん仲が深まって」と語る。印象的だったのはボーリング場での撮影時。「ボーリング場にプリントシール機があったんです。みんなでプリントシール機を撮りました」と、楽しげな様子を明かした。

主演を務める芳根については「本当に明るくて、誰に対しても平等。お芝居も心を込めて、魂を削るように演じている姿に、スタッフやキャストも彼女のために頑張ろうと思わせてくれる」と絶賛。一方で、「ちょっと頑張りすぎてしまうところがある」と心配する一面もあるようで、「大変な時は相談に来てくれるんです。『ぎゅっとしてください』と言われて、ぎゅっと抱きしめてから『よし行くぞ!』って送り出すこともあります。それくらい頑張っている彼女を、みんなで支えたいと思っています」とエピソードを披露した。
ドラマの裏テーマでもある「働き方と仕事・プライベートのバランス」について、木村自身が心がけていることを問われると、「家庭がある時もない時も、変わらないのは責任を取るっていう覚悟を持っているか持ってないか」と明かした。
さらに、「良い作品にしたい。自分が何か皆さんのためにやりたい! っていう気持ちや責任を取って最後までやるんだっていうのはすごく持っているかなと思います」と続け、プロとしての姿勢を垣間見せた。
本作では研修医が2年間で成長していく物語が描かれるが、成長するために必要なことを、木村は「学ぼうとする気持ち」と話す。「それは年齢とか関係なくて、いくつになっても成長できるし、向上したいっていう気持ちを持つことだと思います。失敗したくないと思うけれど、実際に失敗した時に大きく成長する。失敗が起きたときに、“これは自分のためになるんだ”って思えれば成長につながるような気もします。このドラマでも言ってますが、逃げないこと。時には逃げてもいいと思うんです。でも、逃げても、最終的には向き合えるといいなって思います」と柔軟な考えも示した。
最後に、第8話についての見どころを、「人生の選択の話になるんですよね。選択をして答えを出した瞬間に『これでよかったのかな』と迷うのは誰にでもあること。どの立場の人も、どの年齢の人も覚悟を決めて選択と向き合いながら生きている。その姿に視聴者の皆さんも共感していただけると思います。このドラマを通して、自分自身の人生の選択について考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです」と語った。
