生島ヒロシ、27年間継続のラジオ番組を急きょ降板 TBSラジオ説明「重大なコンプライアンス違反があったことを確認」

フリーアナウンサーで67歳の生島ヒロシが27日、急きょ、27年間続けてきたレギュラー番組のTBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食/一直線』(月~金曜午前5時)を降板した。TBSラジオは「生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断し、同氏の番組降板を決定いたしました」と説明している。

生島ヒロシ【写真:ENCOUNT編集部】
生島ヒロシ【写真:ENCOUNT編集部】

1998年4月スタートの『生島ヒロシのおはよう定食/一直線』

 フリーアナウンサーで74歳の生島ヒロシが27日、急きょ、27年間続けてきたレギュラー番組のTBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食/一直線』(月~金曜午前5時)を降板した。TBSラジオは「生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断し、同氏の番組降板を決定いたしました」と説明している。

 TBS出身の生島は、1989年3月で同局を退職。98年4月6日から同番組のメインパーソナリティーを務めてきた。番組は朝一番のニュース、天気の他、TBSラジオショッピングなどがある。2015年7月6日に放送回数が4500回、17年6月5日に5000回、21年4月5日に6000回を迎え、今年2月3日には7000回の記念放送が控えていた。

 そして、この日はゲストにステージ4の膵臓(すいぞう)がんで闘病中の経済アナリスト・森永卓郎氏(67)を迎え、トークを展開。生島が「大丈夫ですか」と病状を聞くと、森永氏は「実はよくないんですよ。先週の放送が終わったくらいから容体が急変。本格的な転移が始まったようで、右脇腹に一気に痛みが来ました。今は医療用モルヒネで痛みを押さえています。この1週間はほとんど食べていません。ろくに歩けなくなっている。実感で言うと、そう長くもたないなと言うのが個人的な感想。ここまで急変するとは思っていなかった、今は厳しい状況です」などと話していた。

 また、生島自身は放送終了間際にリスナーに向け、「本当にありがとうございました」と話していた。

 TBSラジオは27日、「生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断し、同氏の番組降板を決定いたしました」と発表。「同氏のコンプライアンス違反の詳細については、関係者のプライバシー保護の観点から、説明を控えさせていただきます。TBSラジオは今後もTBSグループ人権方針にのっとり番組制作を行ってまいります」と声明を出している。

次のページへ (2/2) 【写真】発表の4日前…生島ヒロシと五木ひろしの2ショット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください