連続テレビ小説『あんぱん』、今田美桜演じる朝田のぶのビジュアル公開「絵から飛び出してきたよう」
NHKの2025年度前期の連続テレビ小説『あんぱん』(毎週月~土用午前8時)が、3月31日から放送開始となることが、27日に発表された。全26週、130回にわたって放送される。併せて音楽と語りも決定し、主人公・朝田のぶの1ショットビジュアルも公開された。
3・31スタート 音楽担当は井筒昭雄氏「縁を感じております」
NHKの2025年度前期の連続テレビ小説『あんぱん』(毎週月~土用午前8時)が、3月31日から放送開始となることが、27日に発表された。全26週、130回にわたって放送される。併せて音楽と語りも決定し、主人公・朝田のぶの1ショットビジュアルも公開された。
同作は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルにしながら、波瀾(はらん)万丈の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。何者でもなかった2人が荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語。ヒロインの朝田のぶを今田美桜が演じ、夫の柳井嵩を北村匠海が演じる。脚本は中園ミホ氏が担当する。
語りは同局の林田理沙アナウンサーが担当。林田アナは「まさか“朝ドラ”のナレーションを担当する日が来るとは夢にも思っておらず、驚きました」と喜んだ。「私自身、子どものころから『アンパンマン』が大好きで、中高時代は合唱部でやなせたかしさんの詩に触れ、やさしさに励まされました」と振り返った。「今回台本を読んで、何度も泣きました。激動の時代を生き抜き翻弄されながらも、決して夢を失わなかったのぶと嵩。『正義とは何か』。やなせさんのメッセージは、この2人だからこそ生まれたのだと思いますし、今の時代を生きる私たちにきっと教えてくれることがあると思います」と語り、「視聴者の皆様と一緒にそっと見守るような気持ちで、半年間心を込めてお伝えします」と意気込んだ。
音楽を担当するのは、ドラマ『民王 R』や『99.9 -刑事専門弁護士-』『妖怪シェアハウス』、アニメ『悪魔くん』『ファイ・ブレイン 神のパズル』、舞台『物語なき、この世界。』などの音楽を手がけた作曲家/musicianの井筒昭雄氏。井筒氏は、「この度は『あんぱん』の音楽を担当させて頂く事になり大変光栄です。物語の舞台となる高知は僕が多感な少年時代を数年間過ごした場所でもあり、お話を頂いてとても縁を感じております」とコメント。「また、やなせさんのお仕事やアンパンマンは僕の生活の身近にあって、いまも確かにそばにあります。戦前の鮮やかな時代を経て、戦中戦後の激動の時代を乗り越える人々の『生きる力』は今回の作曲のテーマでもありますが、今田美桜さん演じるのぶのハツラツとたくましい明るさや、北村匠海さん演じる嵩が描くさまざまなイマジネーションは、いつか多くの人々の心を震わせる希望の光です。その光を力強く、優しく、たのしく! 僭越(せんえつ)ながら音楽で表現させていただきました」と語った。
また、のぶ役の今田はビジュアル公開に「ついにポスターが完成しました!」と喜び、「『あんぱん』チームみんなで、あれだこれだと楽しくにぎやかに撮影しました! 嵩の描いた絵から飛び出してきたような、朝田のぶらしさが詰まったポスターになっております。のぶと嵩の夫婦の物語、ぜひお楽しみください」と呼びかけている。