吉本新喜劇の今別府直之が18日、MBS『せやねん！』（土曜午前9時25分）に出演。10年近く銀行の貸金庫を利用しているとし、三菱UFJ銀行の貸金庫での元行員による窃盗事件を受け、怒りをあらわにした。

　今別府は「めっちゃ怒ってる。憤り感じてますよ」とあり得ない事件に顔をゆがめた。年間1万2960円の利用料を払うなど、信用を置いてきた今別府は、貸金庫に入れているものを「預金通帳、実印」と説明。「絶対に泥棒に盗まれたくないんです」と言うと、「貯金800万円あります」となぜか数字を打ち明けた。盗難被害に遭ったことはないとし、「安心は買ってますから」と発した。

　貸金庫の魅力について語った。「銀行の心臓部分に入って行った気持ちになれる」とし「普通行けるところはカウンターまで。（最初の）あのときの感動は忘れません」と説明。窓口より進む分、「あいさつ（を）長めにもらえる」と明かした。そして、「（水商売の）オネエちゃんに自慢できる」とした。貸金庫のカギを見せつけた後「『マジ見たことない』みたいな。反応いいんです。これあったら会話が2時間続くんで」と声を弾ませた。

　顧客の金品を盗むという今回の事件について、今別府は「（貸金庫に）思いがあるのに、裏切られた気分ですよ。本当に」と告白。「なんやったら、もう貸金庫やめてもいいかなぐらいに思ってます。本当に」と口にした。MBS・山中真アナウンサーから「どうします？　やめますか？」と聞かれると、「まあまあ、もうちょっと様子見ましょう」とあっさりトーンダウンした。

　その後、民間の貸金庫をロケで訪れると、銀行との違いが24時間営業で年中無休と紹介された。さらに、訪れた店舗はスペアキーも利用客に託されると言われ、今別府は「今回の問題はマスターキーじゃないですか。マスターキーがあちら（銀行）側にあるっていう、最大の問題点をクリアしてくれてるから、いま心がガンガンに揺れてます」と本音を明かした。

　映像を見たトミーズ雅は「あんな大きい声で『800万』言う芸能人おらんで。自分の貯金を」と珍しがっていた。